CV
概要
「ZPD(ズートピア警察署)」の現署長。眼光が鋭く、907kgもの巨体を誇るアフリカバッファロー。
仕事へのプライドも高く、事件の捜査は、自分のようなタフな大型動物にしかこなせないと思い込んでいる石頭。小さなウサギで、しかも新米警察官のジュディにははなから期待しておらず、捜査に参加したがる彼女を持て余す。
しかし、とある事件解決後にジュディの実力を認め、後にジュディが犯したミスによって責任を取る形で辞職しようとした彼女を新市長と共に説得しようとしていた。
「何がしたいか」ではなく、「何が出来るか」を重視していて、ジュディなど旺盛な部下からしたら不満を覚えるかもしれない。
ただし、彼は決してでは悪気があってしているのでない。「適材適所」を彼は重んじている節があるが、これも管理職の大事な仕事である(というか、これが出来る上司は理想)。
これは、仕事の生産性だけでなく、部下の能力とメンタルの保険にもなり、警官の関係者への配慮を含め、様々な意味で利点がある。ましてや危険を伴う職務なので、部下の安全面と威嚇性を考えると大型動物を優先して重用するのは当然であり、彼が仮にそう限定しなくても周りがそうするだろう。
- 現実のアメリカ合衆国の警察組織やボディーガードでも、やはり体格が重視される。
また、仮に小型の動物が危険人物(動物)に化しても、大型動物(その気になれば一般動物ですら)は捕縛が可能であるが、逆の場合はそうはいかないのである。
- この辺は、向き不向きに関係なく無理に職務を遂行させる事の多い日本の企業とは対照的である。
過去に何かあったのかは不明だが、長年の経験で「世界の姿」を知ったらしい。
堅物一辺倒にも思えるボゴだが、そんな彼でも茶目っ気があり、独特のセンスで場を盛り上げる。また、趣味が合うと立場を越えて友達になるようだ。特に、ガゼルの事となるとキャラが崩壊する。なお、意外にも思えるがライオンハート市長を内心では恐れているらしい(市長の性格も関係している)。
余談
- 「ボゴ」とは、ズールー語でスイギュウの意である。
- 終盤における「キツネ初の警察官だ、と世間は騒いでいるが、それはどうでもいい」という言葉は、彼のこれまでの大型動物を重視していた傾向と相まって地味に名セリフである。
- 本作にディズニー映画の十八番であるミュージカルシーンがないのは、彼の「人生はミュージカル映画とは違うんだ!」という台詞に矛盾が生じる事を避けるためだと思われる。
- ピクシブ上では、ドリームワークスのメガヒットシリーズ『カンフーパンダ』の3作目に登場するカイと共に描かれる場合がある。
- 『カンフーパンダ』は、『ズートピア』が取り入れた動物描写(サイズ比、足の長さ等)の先駆者と言え、ドリームワークスとディズニーの因縁からも、『ズートピア』に影響を与えた可能性は否定できない。
- 実際に、各作品の監督を含め、ドリームワークスとディズニーの両社の作品に携わっている著名なスタッフや声優も少なくない。たとえば、カイのCVであるJ・K・シモンズは、ボゴ署長が苦手としているレオドア・ライオンハート市長のCVを務めている。
関連イラスト
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主要:ズートピア/ディズニー/ディズニー映画/ズートピアの登場人物一覧
関連キャラクター:ベンジャミン・クロウハウザー/ジュディ・ホップス
表記ゆれ:ボゴ