代表作は『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(通称:こち亀)の作者。
旧ペンネームは山止たつひこ(「がきデカ」の作者・山上たつひこのもじりだが本家からクレームも出た。)
1952年12月11日生まれ
東京都葛飾区亀有出身
主な作品
人物
アクション映画が好きでアメリカを舞台にしたポリスアクション漫画を真剣に描く為に試行錯誤を繰り返したところ、『こち亀』が生まれたと『カメダス』の描き下ろし漫画で語っている。
ゴルゴ13のファンであり、『こち亀』で様々なパロディやボルボ西郷、後流悟十三などといったパロディキャラも登場していたしていた。
近年、作者のさいとう・たかをと対談を行い、2006年には『超こち亀』にて『ゴルゴ13』とのコラボ漫画も実現した。本人は、さいとう・たかをに憧れて漫画家になったとも述べている。
ミリタリー、鉄道マニアで彼の作品でよく登場している。
ブームを語る上で必要と見れば、『艦これ』などのいわゆる「萌えミリ」作品も、積極的に作品内で取り上げる柔軟な人物。
この縁もあってか、『ガールズ&パンツァー』劇場版のブルーレイ付属ブックレットには、西住みほ達と並んだ両津のイラストが掲載されている。最終的に同作は、「V.S.こち亀」作品の一つとして、両津と直接対決をすることになった。
阪神タイガースのファンである一方で、単行本の巻頭コメントにおいて「野球中継のせいで通常の番組がつぶれることは、野球嫌いにとってはたまらないのです」とも語っている。
煙草は吸わない。
『こち亀』では34巻『煙はEなもの!?の巻』において「今後この漫画に煙草を一切ださない」と宣言している。かつての版の『煙はEなもの!?の巻』には妊婦の喫煙に関するアイロニカルな台詞があった。
一方で酒と甘い物はかなり好きとのことである。
仕事面
原稿を締切前に必ず仕上げ、編集者からすれば大変ありがたい存在である。しかも常時数週間分のストックを用意し、旅行に出かけるなど漫画家では珍しいタイプ。
特技は「締め切りに遅れないこと」と自信を持って言うほどである。
アシスタントは全員、背景や人物、仕上げまでこなせるプロ集団で、駆け出しはいない。
1990年代より漫画製作のために「有限会社アトリエびーだま」を設立し、アシスタントを社員として雇い、彼らに対して安定した生活を保障している。勤務時間は9 - 20時(途中12 - 13時、17 - 18時に食事のための休憩時間を挟む)で、タイムカードによる時間給制を行っている。
基本的に日曜日は休みにする上、昼休みもキチンと取り、徹夜はさせないというスタンスを取っている。秋本自身も始業5分前に出勤し、定時に帰るなど、自己管理をしっかりとしている。
2016年9月3日、40年続いた「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の連載を9月17日発売の週刊少年ジャンプ42号ならびに同日発売の第200巻で完結する事を発表した。