概要
小田急乗降数第4位の登戸駅から歩いて数分の距離にある。
かつては駅と同名の巨大遊園地とモノレールが存在し賑わっていたが90年代あたりから施設や線路の老朽化問題が表面化、2000年代初頭にいずれも撤去された。現在はその名前だけが残っている。
駅両端にはかつて開かずの踏切が二つ設置されていた。特に生田側は間隔も非常に狭く取ってつけたような歩行者への交通手段といった感じだったが、最近撤去され新たに地下通路が作られたためこの問題は解決した。一方登戸方面はそのままであるが車両用のトンネルをくぐる事でとりあえず何とかなる。
ターミナル駅の隣という位置づけや、目玉となった施設の撤去が関係して小田急内での需要は低い。
…かと思ったら実際はそうでもなく、専修大学と明治大学(いずれも生田キャンパス)という二大大学へ通ずるバスが通っているため学生の乗降数が多く、小田急乗降数18位となかなかに検討している。ちなみに藤子不二雄ミュージアムにアクセスできる4つのルートのうちの一つであり、岡本太郎美術館最寄り駅でもある。
さらに遊園地があった名残なのか学生向けに配慮したのか駅周りのコンビニやスーパー含む飲食店の充実度は登戸と同等かそれ以上であり、隠れたグルメスポットとしても有名である。
また、登戸駅から歩いて数分の距離とは書いたが、それはあくまで距離の話に過ぎない。道のりとなると話は別。
当駅の目玉とも言える飲食街もバスやタクシーが集中して停まるのも南口側であり、南口そのものが内周形の道に囲まれるように位置しているため登戸側から南側のルートで行くとかなりの遠回りになる。
だからといって北側のルートを使って最短距離で向ヶ丘遊園まで行くと特に何もない北口側の方にたどり着き、さらに上述した南口への地下通路までも相当歩かないとたどり着けない。
結局距離が近いと言っても飲食店が充実した南口目的で行くなら歩いていくよりも小田急で登戸から一駅乗った方が断然効率が良かったりする。もちろん間違っても北口で降りないよう注意。
このように実際は全然いらない子なんかじゃないのだ。
この駅の飲食街を抜けた住宅街も多く立ち並ぶが、ターミナル駅も近いためか意外と土地価も高め。
駅構造
島式2面4線の地上駅。
上りは主に3番乗り場が急行線、4番乗り場が緩行線が使用するが、急行が特急や快速急行の待ち合わせの際は4番乗り場に停車して、次の登戸駅で退避する。