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323系の編集履歴

2016-10-24 00:15:43 バージョン

323系

さんびゃくにじゅうさんけい

JR西日本の通勤型直流電車。大阪環状線・JRゆめ咲線用として開発された。

概要

大阪環状線改造プロジェクトの一環として、老朽化が進んでいた201系103系の代替を目的に開発された一般型車両で、JR西日本の通勤形電車としては321系以来となるために323系の形式が与えられた。2016年度から投入されている。


大阪環状線では4扉車両の前2系列の他、大和路線から221系阪和線から223系225系という3扉車両が直通していることから、ラッシュ時の運用に担当する車両を一定期間3扉車に統一して影響が無いか実験し、その実験で得られたデータを元に3扉車として投入されることになった。三大都市圏に20m3扉車が最後に投入されたのは戦前・戦中であり、戦後は輸送力増強のため一貫して72系101系といった20m4扉車が投入されたため、JR西日本が慎重になるのも当然であろう。

車両自体は225系・227系と極力共通化しつつロングシートとしたうえで、新機軸も採用したものになっている。


特徴

外見

車体はステンレス製(先頭部のみ鋼製)で、形状としては227系や225系2次車とほぼ同一。カラーリングは在来車両のイメージを踏襲したオレンジ色主体のデザインとなっており、女性専用車両となる4号車は戸袋部分が濃いピンク色になっている。8両固定編成のため、電気連結器や先頭部転落防止幌、貫通幌は搭載していない。

パンタグラフは2・5・8号車(モハ323とクモハ323)に搭載し、機器の二重系化の観点から2号車は2基設置している。車外表示機は225系2次車や227系と同じタイプのフルカラーLEDのものが設置されている。


車内

車内はロングシートであり、混雑が激しい8号車は戸袋部分の座席を無くして乗降口付近スペースを拡大し、壁部分にクッション材を備えている。

車内表示機は液晶式のものが採用されているが、321系・225系とは配置が変わり全乗降扉上と、車両連結部分に2面ずつ(片方はWESTビジョン)、合計16面が1両に搭載され、4か国語表示に対応する。自動放送装置も搭載される。


バリアフリーに関しては、これまで1編成あたり2ヶ所だった車椅子やベビーカー向けの多目的スペースが各車両に付くようになった。


機器関係

システムは0.5M方式で全車電動車。前述のようにモハ323とクモハ323がパンタグラフ設置車両となっており、225系と同様の組成形態をとる。

運転台は227系と同様のグラスコックピット構造で、2ハンドル式となっている。


新機軸・性能

SiC素子を用いたVVVFインバータ制御装置と全閉式誘導電動機、LED式前照灯とEB-N装置をJR西日本の車両で初めて採用した。起動加速度は321系等の2.5km/h/sから2.8km/hに向上した一方、ヨーダンパとアンチローリング装置は準備工事に留められているため営業最高速度は100km/hに抑えられており、各駅停車に特化した性能となっている。


車両区分について

JR西日本では321系以降に新製された普通列車用の車両形式区分の第2位(十の位)の数字が「0 - 3, 5, 6」を普通列車用車両のカテゴリとして使用しているため、事実上は一般形電車となるが、本形式は通勤形電車に分類されているため、本項では通勤形電車とする。



関連

大阪環状線/JRゆめ咲線/103系/201系/227系

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