概要
ドラゴンクエスト6の登場人物で仲間キャラクター。モンスターに変身できる。
(DS版では仲間モンスター関係の変更で、唯一へんしんを使うキャラとなった)
彼を仲間に加えたいと考えているならば思いやりの心をもって接することが重要。
彼の心の痛みを知らぬ者には手痛いオチが待っている。
ドラマCDには残念ながら未登場。
プロフィール
モンストルという町に住む青年。本作のメンバーでは最年長の30歳。青い鎧がトレードマーク。
犬を飼っている(この犬は彼を仲間にした場合、近所に住む一家に預けられることになる)。
あるとき町に現れた魔物を退治したときにお尻を噛まれてしまい、それ以来寝ていることが多いのだが、夜になると・・・・・・。
とりあえず、理性のタネというものがどこかの山にあるらしいので拾ってこよう。
性能(?)
仲間にした場合のステータスの傾向は戦士タイプで、力や守備力が高い。
主人公やハッサン同様、多くの鎧や盾が装備可能だが、何故かほとんどの装飾品を装備できない。
SFC版では、姿も汎用の戦士のグラフィックで、仲間に加入してもその後は見せ場らしい見せ場もほとんど無く、あまつさえエンディングにも登場しないと、非常に地味な「おまけキャラ」的な存在で、その影の薄さゆえに馬車警備員や酒場警備員になりがちであったが、DS版ではアモスの姿はそのままで、汎用の戦士のグラフィックが変更されたことによって専用グラフィックを獲得した。
加えて、会話システム追加によって斬新なボケやギャグを言うバニーガール好きの愉快なおっさんキャラとなり、会話の面白さであちこち連れまわす人が続出し、そのまま最終メンバー入りする機会も増えた(もちろん、エンディングにもしっかり登場するようになった)。
三十路にしては随分とフランクな性格になったものだが、その口調は軽妙かつ丁寧で、ひと回り近く年下であろう主人公らにもきちんと「さん」付けで接するなど大人らしく礼儀を弁えており、それでいて思わずニヤリとさせてくれるメタ発言の多さは、多くのプレイヤー諸氏に好意的に受け止められたようだ。
そのため、DS版の会話システムの恩恵を最も受けた人物であると言える。
また、上記の会話システムを差し引いても能力値自体はなかなか秀逸で、最大HPや力の伸びは本作の主人公とほぼ互角で、身の守りに至っては主人公以上、さらに前述の通り装備可能な武器や防具が豊富で重武装も可能と、加入が必須でない仲間としてはかなりの逸材である。
反面、レベルアップの遅さと最大MPの低さが欠点ではあるが、彼はもともとの初期値がそれなりに高く、加えて本作はMPを消費せずに使える強力な特技が揃っているため、転職を活用して鍛えてやれば、強力な前衛キャラとして最後まで一軍を張ることも十分可能である。
とりわけ戦士系の職業と相性がよく、バトルマスターやパラディンといった職に就かせるといい仕事をしてくれる。
こうした特徴から、見せ場や出番云々はさておき、能力値的には「主人公とハッサンを足して2で割ったような感じ」といえばだいたいあってる。
小説版
イザ達に理性のタネをもらい、助けてもらった恩返しとしてイザ達の仲間になる。
ゲームと違い古風な喋り方をする(拙者、しからば~等など)。
道中「幸せの国」事件の折にメルニーという女性と出会い、彼女に一目惚れするのだが、その時は告白はせず別れる。
しかしロンガデセオでまさかの再会を果たし、この時改めて告白・・・というよりプロポーズ、めでたく結ばれた。
その後彼女がロンガデセオで働いていた酒場を手伝うため、それまで仲間にした魔物達もロンガデセオの住民から気に入られたため、イザ達と別れた。
漫画版
大幅に設定が変わっており、昔からモンストルに住む青年で、モンストルの町付近に沸いた温泉でミレーユ達と出会った。
その正体はモンストルに伝わる昔話の英雄「アモス」本人。モンストラーは彼が倒した魔獣の名前となっている。
モンストルはかつて王族によって治められた国で、王族には美しい姫君もいたが、魔獣・モンストラーがその姫に恋慕し、自分への生贄にと姫の身柄を要求した。
姫を守るためアモスは一人魔獣に挑み倒すが、彼もまた瀕死の重傷を負う。
帰りたい一心で倒した魔獣の魂を使い生き返るがその魂は呪われており、姿は醜く変貌してしまう。
その姿を見た姫に「バケモノ」と拒絶され、彼は赤子の姿へと戻ってしまった。
姫は赤子に戻ったアモスを育てやがて亡くなるが、アモスにかかった呪いは解けることなく、
青年に成長すると倒した魔獣に変身し何かを探し求めるように町を壊し、魔獣を倒した日が来るとまた赤子へ戻る、という呪いによって何百年も生きてきた。
ハッサン達の活躍により呪いは解けるが、そのままモンストルの町に残った。