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台湾原住民の編集履歴

2016-10-29 12:20:28 バージョン

台湾原住民

たいわんげんじゅうみん

台湾原住民は、台湾島に少なくとも17世紀以前から住む民族であり、。

台湾において中国大陸から中華系の人々が入り、中華圏の一角となる以前から台湾に住んでいたとされる民族(少数民族)の総称であり、過去においては高山族と呼ばれた人々である。

 これらの民族は部族により言語や風習などに明確な差異が存在する複数の集団を一まとめに記述した言葉であり、単一の種族ではないことに注意。

 彼らは平原に居住するアミ族や南部の島嶼部に居住するタオ族などを除き基本的に山岳部や山すそに居住している。

 彼らはマレー系民族の一民族とされ、おそらくはフィリピンインドネシア、あるいはオセアニアなどの地域から台湾にわたってきたと思われるが、大半ははっきりとした来歴は不明である。

 これらの中で最も数が多いのはアミ族(総数の1/3以上をしめる、ただ別の民族を内包している可能性も存在している)である。

 これらの民族は17世紀以降、特に福建省からの移民が発生し、一部民族は同化(いわゆる熟番あるいは平埔番、後に平埔族である)したとされる。またその際同化しなかった民族は生番あるいは高山番と呼ばれるようになった。

 日本の統治下において平埔蕃(番の文字は「蕃」を当てるようになっていた)を「平埔族(へいほぞく)」、「生蕃(せいばん)」を高砂族と呼ぶようになり、民俗学的な研究が行われ文化保護が行われた一方、彼らを日本民族の一つとして受け入れるべく、『皇民化』政策が採られた。

 台湾中華民国の勢力化に入った後は、中国国民党による同化政策によって弾圧が行われたが、地元民族で初の総統となった李登輝総統によって、1980年代より彼らはやっと先住民族としてのアイデンティティをもてるようになった。


呼称に関して

 中国語(漢語)においては原住民には「現存する民族」の意味があり、先住民には「滅亡した民族」という意味が存在しており、彼ら自身も「原住民」を自称している。しかし日本の場合原住民には差別的な意味合いが含まれるとされ、先住民と記述されることがある。


政府認定の16部族

2016年6月において統計された各部族とその人口で、総計は549,679人。


各部族人口
アミ族(阿美族)204,614人
パイワン族(排湾族)98,243人
タイヤル族(泰雅族)87,601人
タロコ族(太魯閣族) 30,603人
ブヌン族(布農族)57,086人
プユマ族(卑南族)13,716人
ルカイ族(魯凱族)13,041人
セデック族(賽徳克族)9,538人
ツォウ族(鄒族)6,617人
サイシャット族(賽夏族)6,507人
タオ族(達悟族)4,505人
クバラン族(噶瑪蘭族)1,426人
サオ族(邵族)773人
サキザヤ族(撒奇莱雅族)863人
カナカナブ族(卡那卡那富族)284人
サアロア族(拉阿魯哇族)341人
申告なし13,921人

※補足

アミ族……アミス族とも呼ばれ、大部分は自称を流用して「パンツァハ族」とも呼ばれる。

タロコ族……トゥルク族とも呼ばれ、アタヤル族に含められることもあったセデック族の一支。

タイヤル族……アタヤル族とも呼ばれる。

タオ族……雅美族〈ヤミ族〉とも呼ばれる。

クバラン族……カヴァラン族とも呼ばれる。


関連項目

アミ族

台湾 先住民 原住民

高砂義勇隊

KANO(台湾映画)

参照

wikipedia:同項目

台湾旅行ガイド「台北ナビ」:順益台湾原住民博物館

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