概要
「ロックマン4 新たなる野望!!」とは、ロックマンシリーズの4作目である。
ファミコン時代の後半三部作の最初であり、ワイリーに代わる新たな脅威と立ち向かうストーリーが特徴である。
「1」以来のボスを倒した後に再びステージにチャレンジできる仕様が復活した。ただし、ボス撃破扱いなので再戦はない。
新システム
ニューロックバスター
ロックバスターにチャージ機能を持たせて「ソーラーブリット(ロックバスターの弾丸)」三発分の威力があるチャージショットが撃てるようになった。チャージ中は無防備なので注意。
新たなる仲間・エディー
アイテムを1つランダムで出してくれる、新たなサポートキャラであるエディーが登場した。ステージの中で現れる。ちなみにエネルギー缶を出してくれる確率は低め。「3」における「?缶」をキャラクター化したようなもの。
ワイヤー・バルーンのサポートアイテム
今作限りであるが、一部ステージのどこかに隠されている。ワイヤーは真上にアンカーを発射して巻き上げるバイオニックコマンドーのものと非常によく似ている。
バルーンは「2」のアイテム1号とほぼ同じ浮遊式足場を三個まで画面内に出せる。
武器ウインドウの変更
「2」、「3」の武器ウインドウがページ切り替えだったものに対して、「4」からは一覧方式になった。
「3」から引き続き武器のイメージアイコンを採用し武器名が二文字のアルファベットからボス由来の「RING」「DIVE」の表記となった。ロックバスターはこれまでの「P」から「R.BUSTER」表記になっている。今作に限り武器一覧の呼び出しSEが異なる。
ストーリー
ロックマンが巨大ロボット「ガンマ」を撃破してから一年後。
Dr.コサックの作り出したロボットたちが突如にして世界8大都市を占拠し、
世界に宣戦布告をする。
ライト博士と並び称される天才科学者、Dr.コサックが何故…?
新兵器「ニューロックバスター」を装備したロックマンは、
都市奪回の戦いへと赴くのだった。
登場キャラクター
主要キャラクター
ボスキャラクター
Dr.コサックの製作したものであるが、
ワイリーがさらに手を加えたため、
公式ではドクターワイリーナンバーズとして扱われる。
(ただし、有賀版の漫画では、コサックナンバーズになっている)
DWN.025ブライトマン
DWN.026トードマン
DWN.027ドリルマン
DWN.028ファラオマン
DWN.029リングマン
DWN.030ダストマン
DWN.031ダイブマン
DWN.032スカルマン
ザコキャラクター
コミカライズ化
ロックマンシリーズでは初めての少年漫画雑誌におけるコミカライズ化が行われた。
講談社のコミックボンボンにおいて池原しげと氏が手掛けており、以後コミックボンボンにおけるロックマン漫画の最初の作品となった。
ロックマン4ゴールドカートリッジ
8体のボスキャラ採用者にはなんと内容は製品版と同一だが、カートリッジのガワが金色仕様の「ロックマン4ゴールドカートリッジ」が贈呈されている。
後にも先にも製品版の特別仕様は今作のみである。ブライトマンが採用された榎本よしたか氏によると、他にもタオルやキャラクターブックがセットになっていたらしい。
当然このゴールドカートリッジはプレミアが付いており、秋葉原のショップでは59万円の価格が付いていた他に、榎本氏所有のものは開運!なんでも鑑定団出演時に40万円の価値が付けられた。現在でも榎本氏にとっては少年時代に得た大事な宝物となっている。
なお、ネットオークションでは偽物が出回っている為注意が必要である。
余談
この作品では漫画家の村田雄介、イラストレーターの榎本よしたかが少年時代にボスキャラ応募して見事採用された事が後年になって有名になった。ちなみに村田氏は次作「5」でも採用された事でも話題となった。