概要
年齢17歳。身長170cm。ヒュム族。
ダルマスカ王国出身。
将来、空賊になることを夢見る少年。過去に起きた流行病で両親を亡くし、唯一の身内だった実兄レックスも二年前に起きた戦争で国王殺害の罪を着せられ、拷問を受け廃人になった末にこの世を去ってしまった。天涯孤独となった後は、ラバナスタの地下街(ダウンタウン)で暮らすようになる。
これらの経緯から、ダルマスカ王国との戦争に勝利したアルケイディア帝国を憎んでおり、帝国の兵士をターゲットにしたスリ行為を日常的に行っている。(そのことを幼なじみのパンネロがたしなめる)
あっけらかんとした……と言うよりも周りの空気が読めないフリーダム過ぎる性格で、しばしば作中で爆弾発言をかましたりしている。その中でも、エルトの里にてフランに「フランって何歳?」と言い放ったシーンが特に有名。
また、「この物語の主人公」を名乗るバルフレアを中心に話しが展開してしまい、ストーリーにも深く関わらないモブキャラのような扱いを受けているが、バッシュ生存の噂を植え付けたり覇王の剣に選ばれたアーシェをフォローしたりアルケィディスで情報収集をしっかり得たりゲストキャラのレダスとやり取りしたり終盤でヴェインに追い討ちしたりと見せ場もちゃんと用意されている。
上記の振る舞いから空気と揶揄されることの多い彼だが、パラメータは主人公らしく火力・体力が高くスピードが速く使いやすい前衛向けの性能をしている。
また、魔力も高く回復役もこなしてくれる為、やり込みの際には使い勝手がいいキャラである。
ゾディアックジョブシステムでは盾約をこなせて力や魔力の高さを活かせるナイトがおすすめ。
12の数年後にあたるFFTA2では無事に空賊になっている。
タグとしては「ヴァン」がほとんどである。
レヴァナントウィングにおけるヴァン
続編であるDSソフト『レヴァナントウィング』では、前作よりも主人公らしさに強い磨きがかかっているので、主人公らしいヴァンを見たいならばこちらをプレイしてみるのがお勧め。
もう空気なんて呼ばせない。
OPやチュートリアルの段階では、パンネロと二人で使っていた小型の飛空挺を使っていたが、潜入した遺跡の崩落に巻き込まれて飛空挺を失ってしまう。(このときはバルフレアのシュトラールに乗せてもらったことで助かっている)
その後は、ある場所で入手した古代の飛空挺ヴェイルージュを入手。それからは天空の世界に広がる舞台へ、ダウンタウンでの弟分と妹分、そして友人であるトマジを連れて新たな旅立ちへ向かう。
ちなみに、パンネロが冒険の途中で出会ったとある人物を看病する際に嫉妬するなど、前作では見せなかった一面も見せている。
DFFシリーズにおけるヴァン
ディシディアファイナルファンタジーでも参戦……かと思いきや、隠しキャラ扱いとは言えジャッジ・ガブラスに参戦の座を奪われてしまった。
続編のディシディア デュオデシム ファイナルファンタジーにてようやく参戦が決まり、コスモス側のプレイヤーキャラクターとして登場する。
空気の読めない所は相変わらずだが、傲慢そうな人に対して敵意的な一面もあり、皇帝に「お前何様⁉︎」、クジャに「邪魔なプライド、へし折ってやる!」と言い放つ程。
12回目の戦いにおいて当初はカオス陣営だったティナを、最後の戦いにてコスモスの戦士として転生させるきっかけを作った人物でもある。
戦闘におけるコンセプトは「スイッチアタッカー」。
多彩な武器を用いての戦闘を得意とするといったフリオニールと似たようなバトルスタイルだが、こちらは素手もしくは武器を持った状態で他の武器に持ち替える攻撃を行うと「スイッチ技」という特殊な上位互換技が発動するようになっている。
HP攻撃は、原作におけるミストナックの融合技を使用。これらを使った際、強制的に素手状態に戻る。
EXモードでは武器による攻撃が全て強化される。また、コマンド入力で素早く素手状態に戻れるようになる。
また、EXバーストでは原作における固有のミストナック技を披露してくれる。
声優について
オリジナルで演じた武田航平は、FFシリーズを少年時代からプレイしていたことがキッカケでオーディションを受け、縁あってヴァンを演じることとなった。同作ではモーションキャプチャーのアクターも担当している。
自身の演技がネタにされるレベルで低クオリティだったことに触れつつ、「ヘタクソと感じたことを言ってくれた人がいたから自分は今まで生きてこれた(向上心が生まれた)」と語っている。
文字通り心身ともに命を吹き込んだ役であることから、ヴァンについては思い入れのある役としてあげている。
『ディシディア』に出演出来なかったのは本人の意向ではなく事務所関係の問題であり、本人はブログで何度か「もう一度ヴァンを演じたい、成長した自分を見てもらいたい」と語っている。
同時に代役としてヴァンを担当した小野賢章へ感謝の言葉も述べており、その気持ちも抱えつつそれでも「もう一度ヴァンを演じたい」という気持ちが強くあるとのこと。
ちなみにスタッフが武田航平にオファーしようとしていた事実も知らなかった模様で、交渉は事務所の段階で途切れていた様子。
関連イラスト
FF12・FF12RW
FFTA2
DDFF
関連タグ
ファイナルファンタジー12 FF12 FF12RW FFTA2 DDFF デュオデシム 主人公(笑)