深海の強敵(とも)たちよ・・・!!
艦隊これくしょんのキャラクター「艦娘」が深海棲艦化してしまったイラストは数々あるが、その中には「轟沈」や闇堕ちなどではなく能力としての深海棲艦化という設定のイラストも少なくない。
仲間をやられ「てめえらの血はなに色だーっ!!」とばかりに怒りが爆発して深海棲艦化したり、あるいは潜入取材目的の深海棲艦化だったりと、深海棲艦化の能力にもいろいろあるようだ。
- すべての始まり↓
深海棲艦化タグがつくイラストは全体的に自我を失ってしまうものが多いものの、こちらでは「能力強化」としての深海棲艦化ということもあり、基本的にもとの艦娘の自我を維持したまま深海棲艦にパワーアップしている姿として描かれている。
艦これにおいては、深海棲艦に勝利することは「倒す」のではなく「(魂を)救済する」こととしてとらえられている向きが強く、見た目では感情を持たないように映る深海棲艦も、本音では自分たちの魂の解放を望み、苦悩し、心のうちに悲しみを募らせているのかもしれない。そうであれば、「深海棲艦化の能力を得ること」とは、そんな深海棲艦が秘めた苦悩や悲しみを受け継ぐことでもあると言える。
- ここまで来ると違和感なし?
- 近代化改修ならぬ禁断化改修;
時に、深海棲艦化している間だけ(?)自我の一部を失うケースも。
ところで、この発想の根源になったネタとしては『BLEACH』の「仮面の軍勢」の例が知られるが、さらにさかのぼると『北斗の拳』のケンシロウが「水影心」(一言で言うなら、一度戦った相手の技をコピーする技)を用いて南斗六聖拳伝承者の技を放つという前例もある。
関連タグ
ネタバレ注意
艦隊これくしょん(劇場版)にて明かされた事実。
艦娘は轟沈されると深海棲艦となり、深海棲艦が轟沈されると艦娘になる場合があることが判明。つまりは敵と味方をループしてるのである。
劇場版で如月が戻ってきたとき、如月は深海棲艦化し始めており、時間経過にともなり侵食が増し、角まで生え、最終的には半深海棲艦化した。(しかしまだ半分だったためか睦月のピンチの時には深海棲艦側ではなく睦月の方を助けた)
この際の如月は、駆逐艦、それも旧式駆逐艦である睦月型とは思えないぐらいの実力を発揮して睦月を助けていたため、この記事のように「能力強化」としての効果のみ得られていたのではないかと考えられる。