概要
艦隊これくしょん(アニメ)の第三水雷戦隊(三水戦)に所属する駆逐艦娘を総称した呼び名である。全員型式が異なり、史実でも特に関係を持たなかった組み合わせであるため、見たそのままを表すこの語で定着した。
良くも悪くもアニメ演出上の集いという趣が強く、真面目で素直だが実戦経験が圧倒的に不足している吹雪・友達思いで場を見渡す事の出来る睦月・思慮浅いが勘は鋭く本質を突ける夕立でバランスの取れた組み合わせとなっている。
ただし原作の睦月は独特の「睦月語」を用いる、ノリが良く悪戯っぽい性格であり、この面倒見のいい性格付けもほぼアニメオリジナルのものである。
アニメでは中盤、艦隊の大幅な見直しに伴って三水戦を解消しており、最終決戦でも吹雪・夕立はバラバラに出撃し、睦月に至っては鎮守府内で予備役となっていたため、3人が作戦を共にした機会はそう多くない。
一方、非番時の交流は全編を通じて行われており、当初は寝室も3人相部屋であったため、どちらかと言うと日常パートが想起されがちな組み合わせとなっている。
なお、三水戦の残る僚艦は川内・神通・那珂の軽巡洋艦娘3人である。
彼女らは3人とも同型であるため、艦型の名称である「川内型」の呼び名がそのまま用いられており、逆にアニメ版のみを指す呼称は存在しない。
関連イラスト
元ネタが旧型故能力的に控えめかつ、同型に輪をかけて濃い容姿・性格をした者が多い睦月にスポットを当てた影響は大きく、彼女の存在感が大幅に増している。
また、改二実装以降、その「狂犬」ぶりばかりが取り沙汰されがちだった夕立を、長時間改造前の姿で描いていた事も特徴的で、改めて「原型」に注目が集まる契機ともなっている。
もっとも、先述の通り睦月は終盤前線から退いており、放送時点では改二も未実装。
吹雪もアニメ放送に合わせて改二が実装されたにもかかわらず、肝心の作中では突貫的な改造による「改1.5」とでもいうべき姿で最終決戦を迎え、
夕立は改二にこそなれたものの、特にドラマ性も無く主人公吹雪と所属艦隊が分かれて以降の事だったため描写自体ほとんどなされずに終わると、不完全燃焼な感があった事もまた事実であり、アニメ放送終了以降も散発的に二次創作の投稿が続いている。
特に睦月改二が実装された2015年4月23日以降は「全員が改二で揃った三水戦トリオ」という「どうしてこうならなかった」的なイラストが多くなっている。
もちろん、引き続き3人でコントのような日常を繰り広げる作品も投稿され続けている。
そして、劇場版の告知映像では、ついに3人揃って改二となった姿が公開された。
原作ゲームにおいても、吹雪改二と夕立改二は駆逐艦でも最強クラス。
睦月改二は吹雪改二や夕立改二ほどではないものの十分前線に留まれるだけの底上げが成されているので、3人を同一艦隊に組成してその力を存分に発揮させてあげるのも一興だろう。
ちなみに、艦これアーケードでは稼働開始当初睦月のみ実装されていなかったが、5月末のアップデートで少し遅れて追加実装され、3人揃える事ができるようになった。
関連タグ
吹雪(艦隊これくしょん) 睦月(艦隊これくしょん) 夕立(艦隊これくしょん)
吹睦(吹雪と睦月の2人のみを指す場合。カップリングタグとしての意味合いが強い)
艦隊これくしょん 艦隊これくしょん(アニメ) 第三水雷戦隊 川内型
第五遊撃部隊(三水戦解消後に吹雪が配属された部隊名)