ジョニー別府
じょにーべっぷ
人物
スターライト学園の教師の一人。「ジョニー別府」の名前はダンスネームであり、本名はトップシークレット。得意分野はダンスだが、アイドル活動に関係することは一とおり教えられる。名前の元ネタはジョニー・デップだが、スピンやポージングなど動きはマイケル・ジャクソンの色が濃い。
英単語を織り交ぜたCOOLな言語センスが特徴で、ホームルームを「ショータイム」と呼び、星宮いちごのことは「スター宮」と呼んだりもする。
ハイテンションかつかっるーい態度でくるくるとよく回り、生徒たちを「ハニー」と呼ぶチャラい先生だが、実はトップアイドル神崎美月やレジェンドアイドル・マスカレードの振付けも担当するダンスの大御所であり、学外にはファンも多い。
実はわざとテンションの高いウザキャラを演じており、素は意外と普通。
物忘れが多く肝心な大切な話をいちご達に言い忘れ学園長を困らせるドジな一面があるが、基本的には感激屋で生徒想いの良い先生である。
特に生徒からトップデザイナーとの面会の仲介を頼まれると断れない。(ただし業界とのコネは薄いらしく、毎回最終的には学園長に泣きついてアポを取ってもらっている)
初代主人公である星宮いちご相手に先生らしい威厳を見せることはあまりなかったこともあって、いちごはジョニーに対しては「尊敬すべき恩師」というより「愉快で楽しい先生」の感覚で最後まで接していた。
ただ、これはジョニー自身が言うように、いちごが「ある種の天才」だから過干渉せずにそういうスタンスで指導していたことが大きいようだ。
一方、二代目主人公の大空あかりに対しては、彼女がいちごと正反対の落ちこぼれキャラだったため、入学当初から真摯な指導をしている様子がよく描かれており、あかり登場後は視聴者に対してのジョニーの印象も大きく変わった。あかりにとってのジョニーはまさに「尊敬すべき恩師」とも言える存在であり常に礼を持って接している。いちごとの空気感の違いは相当に顕著である。
このように、生徒一人ひとりの長所を伸ばすために接し方を柔軟に変えれるあたりは、指導者としては高い素養を持っているといえる。
本編での活躍
データカードダスでは2014シリーズ第三弾から「ジョニーとレッスン」という限定イベントにてCGモデルが登場、プレイヤーと一緒に踊ってくれる。またシステムボイスがジョニー先生仕様になり、とてもやかましい。
フォトカツ!では強化合成要員、所謂トレーナーを務める。特性上、手元に溜まるので非常にむさ苦しい。
第18話のバレンタインデーではチョコを暗に要求していたが、普段の軽い態度が災いしたのか女生徒たちにはアピールをスルーされ、チョコをくれたのは学園長だけであった。(ただし、生徒たちからも男性としてではなく教師としてならば好かれている)
第20話では怖がりでオバケやドッキリの類が苦手であることが判明。夢小路魔夜の名前を聞いただけで泣き叫ぶ体たらくだったが、フェスの本番前に藤堂ユリカの緊張をほぐすべく特製トマトジュースを作り、名誉挽回した。
第26話から使用されている新OPのダンスがやけに良作画でカッコイイと視聴者からは評判。
第46話で、実は過去に伝説のアイドルユニット『マスカレイド』の振付けも担当していたことが発覚。また、そのことでマスカレイドに憧れていたジュニアモデル時代の美月に何度も押しかけられ、コーチとして彼女にパフォーマンスを一年間、直接指導していた人物でもあった。
第72話でドリームアカデミーを訪れた際は伝説のダンサーとして女生徒からちやほやされ、「学園長、俺こんなに人気あったんすね・・・」と感激していた。
第96話の夏期講習では、生徒の手本としてジョニーがスペシャルアピールを披露した。また、スイカを一瞬で切り分ける謎の特技を持っており、かつては「スイカのジョニー」と呼ばれたこともあるらしい。
夏期講習では大空あかりの苦境を最後まで見守っていた様子が印象的。教育者としての彼の姿がちゃんと描かれた話でもある。
第100話のトゥインクルスターカップのいちごとセイラのステージ直前では自身のキャラを忘れて声を張り上げて激励する普段ではありえない様子が見られた
ドラマオーディション回の第85話、第109話や、ハロウィン回の第106話では、ノリノリでコスプレ姿を披露。
その一方、第117話では、氷上スミレが有力候補としてオファーを受けたシャンプーのイメージキャラクターオーディションを、他のオーディションを受けるために断りを入れる際には、スミレとともにスーツ姿でシャンプーの会社に赴いて詫びを入れており、学園関係者・教師としての責任を真摯に果たしていることが窺える。
第128話で、かつてサニーとダンスユニット・サニー&ジョニーを組んでいたことが判明。相棒だったサニー手作りの緑色のジャージを、今も愛用していた。
その後、サニーがデザイナーの道に進んだためユニットは解消されたが、黒沢凛がサニーの立ち上げた新ブランド・Dance Fusion(ダンスフュージョン)のプレミアムドレスを求めたことからふたりの道が再び交わり、凛のステージ後、数年ぶりの再会を果たす。そのときサニーから新しいジャージが手渡され、赤を基調としたものに新調された。(木村隆一監督曰く、このジャージもDance Fusionブランドとのこと。)
第139話は「ジョニーと花嫁」のサブタイトル通り、ほぼ彼の主役回。
「そうだな。結婚式まで時間がない。」という電話での会話を聞いてしまったあかりとスミレが「ジョニー先生が結婚!?」と勘違いしたことから、騒動に発展。ドリームアカデミーで夢咲学園長から社交ダンスの手ほどきを受けていたことより、彼女と結婚!?とまでああかりらは思い込むが、結局はやくに親を亡くし、ジョニーが親代わりを務ていた妹(エリサ別府,声:金元寿子)の結婚式であった…というオチであった。
第177話であかりがスターライトクイーンカップに優勝した時は、普段のポーズ抜きでガチ泣きしていた。
彼は特定の生徒のみを贔屓することは決してしなかったため、スターライトクイーンカップで誰かを応援することもしなかったが、入学当時から世話をかけさせられっぱなしだったあかりの成長はやはり特別な思いがあったようだ。