シャコは甲殻類の一種。シャコエビと呼ばれることがあるが、エビの仲間ではない。
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1 概要1.1 海のハードパンチャー2 関連タグ江戸前の寿司ネタとしてお馴染みで、むき身は紫色で柔らかく、淡白だが旨味がある。前脚の肉「シャコ爪」や、「カツブシ」と呼ばれる卵巣も珍味。
グロテスクな見た目や「水死体に一番早く群がる」といった俗説で敬遠されがちだが、見た目はともかく、スカベンジャーではなく生きた獲物を捕らえて食べているので、俗説は正しくない。
シャコは泳いでいる魚を捕らえるため前脚が鋭い鎌状で、関節部分が太く硬くハンマー状になっていて貝やカニなどの殻を砕くことができる。捕まえる際は丈夫な手袋を用意することをオススメする。
南洋の珊瑚礁に住むモンハナシャコは非常にカラフルでダイバーに人気だが、繰り出される前脚のパンチは、水槽のガラスにひびを入れる程で、うかつに手を近づけて指の骨を折られたケースもある。体長15cmに育った個体の場合、威力は22口径の拳銃弾並みとされる。
ちなみに日本で「えびボクサー」として公開されたイギリス映画があるが、出てくるのはエビではなくシャコである。