レンジ(ここたま)
れんじ
CV:遠藤綾
概要
「かみさまみならい ヒミツのここたま」に登場する、物から生まれた見習い神様(ここたま)。
誕生した物は絵筆で、名前(正確には略称で本名は不明)の由来はアレンジから。
英文表記は「Renji」(ドールのパッケージより)。
第29話で初登場。
同じ家でがま口財布から生まれたピンコと共に、宅配便の荷物に紛れながら各地を回り、ここたま相手に行商をしている。
過去に生まれた家を留守にしていた間に一家が転居してしまい、その一家を探しながら何年も旅を続けてきた。
ここたまの社会では貨幣は使われていないが、光沢のある物を査定して独自の単位である「キラキラ」に換算し、商品と取引している(例:ゼムクリップ5キラキラ・チョコレートの包装紙20キラキラ)。
販売は「ピンコのテレポンショッピング」としてピンコが主導し、レンジは主に顧客に合わせた家具のアレンジを手がける。
商品は職人との直接契約を謳っている。
第30話で偶然桜井家に辿り着き、探していた相手であるのぞみを見つける。
通常ここたまは人間に見られてはならないが、ここたま契約者は例外であるため、ビビットの契約者となっていたのぞみと初めて対面することができた。
なお、この家でレンジとピンコは生まれたことになっているので、桜井家は一度転居して再び同じ家に戻ってきたと考えられる。
のぞみが作ったビビットのハウスを、「理想の店」として気に入り譲渡を懇願するが、ビビットのものであるとしてのぞみからは一蹴されてしまう。
しかしその後、レンジとピンコの原点となった自身の「お店やさんごっこ」の思い出がのぞみに甦り、ビビットの了解も得て、時々店として使うことを許される。
一対一での契約を信条としているのぞみとの契約は結ばなかったものの、以後はピンコと共に桜井家に落ち着いている。
人物像
性別は男子(たまごパンツの切れ目がギザギザ)で、一人称は「おれ」。
魔法の呪文は「レンジ アレンジ チェンジング~」。
男子ここたまで唯一まつげが描かれており、全体的な姿もかなり中性的である。
作中のキャラにとってもそう見えるようで、その容姿から女子と間違われることがあるらしく、とくまるからも女子に間違えられて激高していた。
その際、顔に赤い模様が浮かぶという、他のここたまには見られない変化を見せている。
「アシスタントの女の子」と言われた事に対し「かわいい女の子だあ?」と返している辺り、可愛いという自覚はある模様。
「職人魂」を持ち、家具のアレンジには妥協を許さない。
また商売の流儀は「コツコツ地道に」と捉えており、ピンコのやり方にツッコミを入れていたことも。
メロリーを看板娘にしようとしていた直前には、察したのか「どうせロクでもないことだろうが、一応言ってみろ」と評していた。
なお結果はレンジが不安視していた理由とは違うと思われるものの、案の定になってしまっている。
桜井家が第2の住居になってからは、寝る時にも居たりするようになっている。
ビビットとも仲良くなっている様子で、ニコリが生まれてからはビビットやのぞみと交代で面倒を見ている。
凶暴な面を持ち、女子と間違われた時以外でも公式に少し悪意を感じるほどキレる場面が目立っている。
ぶっきらぼうで客に対しても遠慮がなく、時には男子ここたま相手に自分の顔を押し付けて威圧するという、近寄りたくない人たちのような事もしている。
ちなみにやられたうちの1人はラキたまだったりする。
男子故なのかおしゃれへの関心はほぼ皆無であり、キラリスがビビットのイメチェンを考案していた時には寝てしまっていた(なお相棒の方は興味深々だった)。
ちなみにその後キラリスが寝てる状態の彼にも手を加えていたが、明らかに女装のような姿になっており、のぞみたちに笑われてしまっている。
行商の際に背負っている行李はコーラの缶ではなく、ラムネのケース。