桜井のぞみ
さくらいのぞみ
CV:石原夏織
小学5年生の女の子で、TVアニメで判明した中では2人目のここたま契約者。
契約者キャラのため登場時からレギュラー格だったが、新章(第77話以降)からは蝶野ひかりにポジションを譲る事になった。
公開がTVアニメ版が新章後である劇場版には登場している(また劇場版には新章後のキャラは登場しない)。
新章後も夏休みには戻って来たり、最終回でも少し活躍する。
主人公である四葉こころが通う学校に転校し、クラスも同じになる(公式によると普段着は転校前の学生服らしい)。
大人びた雰囲気の美少女で身長もこころより一回り近く高く、ひななどより更に上。今作の同い年のキャラクターと比べるとトップクラスの身長であった。
性格はクールで、真面目で何でもできる反面登場初期にはドライな一面も見せていた(但しドライな面は第62話で半分演技であったことが判明)。
なお公式設定には「シャイで気持ちを伝えるのが苦手」と表記されているが、恐らく全然そんなことないと思われる。
初登場回は第26話「もう一人の契約者」。
道端に転げ落ちたラキたまを目撃したが何も起こらなかったためにここたま契約者であることが発覚する。
同じ契約者であるこころやラキたまたちに興味を抱かれてしまい、偶然再会したファストフード店でこころに相席されたことで知り合いになった。
契約相手のここたまはロケットペンダントのかみさま・ビビット。
契約する際に願った内容は、長らく秘密にされていたが、第62話でようやく「早く大人になること」だと判明した。
理由は冒険家である父親の勇次郎と一緒にアマゾアナを冒険するため。
たませんにんは契約更新のために家を訪れた際、「難しい願いじゃの」と評している。
なお母親の玲美も、勇次郎ほどではないがこちらも仕事で家を空けている事が多い。
普通の子供より家事をこなせるのもそのためらしい。
この他、ビビットが生まれる以前に別の家に住んでいた頃に誕生した、ピンコとレンジが第30話にて居候と言う形で暮している。
ちなみにこの2人の初登場はその前の第29話でのぞみが登場しない回だった。
また、第47話では赤ちゃんの頃使っていたタオルからタオルの神・ニコリが誕生した。
ニコリは赤ちゃんここたまであり、誕生時に名前を聞かれた際契約書をパンツから出したが彼女とも契約していないが、ニコリも居候として桜井家でお世話されることになった。
のぞみサイドのキャラはサブレギュラーであるため、当時でも出番はメインのこころサイドのキャラよりは少なかった。
友好関係(主に対こころ)
こころには登場初期から友達になろうと誘いを受けているが、「そういうの興味ないから」とあっさり断ってしまう。
その間に「私は私のやり方でやる」などと言っていたが、特に先述の台詞は心を開くまでののぞみを象徴する台詞と言える。
その時のドライな性格や下記の契約者としての考え方の影響から、こころに対して悪戯に契約していないここたまと同居しているいい加減な子と厳しい評価を下していた。
その後は意見の相違によるすれ違いや成り行き上の協力などの過程を通し、少しずつ互いの理解を深めていく。
第39話では偶然ではあったものの、こころと共に遊園地「あおぞらんど」に行き友情を深めることに成功した。
第40話ではその思い出からここたまたちの遊べる遊園地、ここたまランドを共同制作した。
その回で遂にこころに完全に心を開き、「呼び捨てでいいわよ」と言って名前で呼び合う友達になった(第1話でのこころとラキたまが友達として名前で呼び合うようになる部分と関連が見られる)。
(その前はのぞみは「四葉さん」・こころは「のぞみちゃん」だった)
序盤でこころにドライな面を見せていたのは、ビビットと契約した際に後述の目標ができたことで「友達はもういらない」ことを貫いたことによるものだった。
しかし実際は序盤からとても優しく一途な性格だったようで、こころのことも優しさなどの部分は最初から評価していた模様。
先述の性格であるためか、こころと本当の友達になってからはどのキャラにもすっかり丸くなった印象である。
また、ビビット以外とも友達になって良かったと思っている様子。
第43話ではこころの親友であるひなとあやかとも友達になり、この2人にも呼び捨てをし合うに仲になった。
ちなみにその直後にケイトとかえでにもちゃん付けになっている。(ケイトとかえでは転入直後に積極的にのぞみに話しかけていた。)
だが第59話の最後では2度目の転校(現在の住居も転校である)、つまりこころたちの前からいなくなる可能性を示唆していた。
実際に第76話で当初の転校先とは違うものの、両親(というより父側)の仕事の関係でアメリカ転勤となりこころの街から本当に引っ越した。
ここたま側もビビットだけでなく(一瞬だけだったが)レンジ達までアメリカへ共に発った。
ハッピーハンターとして
「ここたま契約者」としての意欲・意識はとても強い。
ここたまが人間に見つからないように注意を怠らないばかりか、ビビットを早く一人前の神様にしてあげるために、ビビットと一緒にハッピーハンターを自称し、ハッピースター集めにも真剣に取り組んでいる。
目標は「毎日、誰か一人を幸せにすること」。
しかも第46話では夏休み全体で「だいたい50くらい」集めたとビビットが言ったため、実際はさらにハイペースだと思われる。
その後は
引っ越しという設定で、ビビット共々新章(第77話以降)からはレギュラー格ではなくなった。
新章には彼女やビビットに変わるキャラとして、ひかりとライチがそれぞれ登場している。
改変理由は第75話・76話の演出からして、のぞみ登場後からは新章に入るまで大幅な作中での変化がなかかっため、単純に物語の内容を変える時期に来ていたからだと思われる。
新章になってからの最初の登場は第90話で、一時帰国という形で復活しあおぞら町でもハンター活動していた。
再会前にはレンジ達の新しいショップ(移動式である)を制作している。
数日ですぐアメリカに戻るのかと思いきや、そうではなく、こころのおばあちゃんがいる離島にまで同行している(実は1年前に行きたがっていたがそれが実現する形になった)。
結果的に夏休み期間中ほぼずっと滞在する事になり、最後には遂に後継者とも対面した。
作品に与えた影響と評価
登場時は特に性格面で、(当時の)本作内ではかなり異色のキャラクターであった。
「ハッピースターを集めて一人前の神様になる」という設定が四葉家サイドではほとんど形骸化していた中、その設定を忠実に守り、目標としていたからである。
ある意味、こころよりも主人公っぽいキャラクターだったといえる。
こころとは、考え方やここたま活動への取り組み方の違いから衝突することもあり(一方的にのぞみが距離を取り、苛立ちを感じていただけだったが)
初登場時から40話までは、本作の対象年齢にしてはシリアスな展開も続いた。
その後もビビットとのケンカ回など、のぞみ編終盤では非常に重い話になり、これらの回ではきちんと画面を見れない子供もいたとかいないとか。
(決して物語の内容が微妙という意味ではありません)
四葉家サイドは特に目標もなく、お気楽に毎日を過ごしており、のぞみが登場するまでの今作はほとんどギャグアニメに近い作品だった。
しかし、彼女が登場してからアメリカへと発つまで、ストーリーに重きを置いた展開も広がっていくことになる。
人や好みによって評価は分かれるだろうが、彼女の存在が今作の物語を大きく動かすことになったことには違いないだろう。
****事実
のぞみは髪と体にケラスターゼ製品を使用してい。
青が大好き。
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