やればやるほどなファミコンの周辺機器。音が増えてる。
ディスク媒体によるセーブ機能の搭載、ROMの2倍の容量、FM音源搭載による豊かな音色などの長所を
謳い文句にさっそうと登場し、同発タイトルであった「ゼルダの伝説」の芳醇なゲーム内容により
その底力を見せ付けた……かに思われたが、そのわずか数ヵ月後に台頭した大容量ROMカートリッジや
本格的なバッテリーバックアップ機能の搭載によりあっという間に優位性を失い、
早々と廃れていった悲劇のハードであった。
とはいえ、FM音源の独特の音色や名作タイトルを好むマニアは現在でも少なくない。レトロゲームとしては人気の部類に入ると思われる。
最終リリースタイトルはファミマガディスク(徳間書店)の「ジャンケンディスク城」、1992年。1986年から約6年間の稼働であった。
書き換え・修理対応自体は任天堂本社に送付する形式で2003年まで続いた。
主なタイトル
・メトロイド(初代)
・ファミコン探偵倶楽部シリーズ
・帰ってきたマリオブラザーズ(永谷園のCMが出てくる)
・夢工場ドキドキパニック(マリオUSAの原作)
・ぷよぷよ(旧世代)
・アイスホッケー
…などなど、意外にも有名タイトルは多い。
他にも、ROMカセットで発売されたタイトルがマイナーチェンジし移植されたり、
逆にディスクシステムで発売された後にROMに移植されたタイトルもある。