概要
世紀末RPG『Fallout』シリーズに「3」以降登場する武器のひとつ。
名前の通りヌカ(核)を発射する大型武器で、ゲーム中極稀に入手できる。
弾薬は専用のミニ・ニューク(小型核弾頭)を使用するのだが、このミニ・ニュークが
かなりの貴重品であり、一度に入手できる数も1つであることが多く常用はしづらい。
発射された核弾頭は放物線を描くように飛んでいき、着弾すると核爆発を起こす。
言うなれば個人携行できる核兵器である。
弾薬となるミニ・ニュークが貴重かつ高価(店での購入額は200キャップ)なだけあって、
実際その威力はとにかく絶大で、着弾地点を中心に大爆発し、放射能をまき散らす。
数値にして威力1600以上、ミサイルランチャーの10倍以上の水準となっており
その取り回しの悪さからヘタにぶっ放したりすると自分も吹き飛ばされかねない。
「3」メインストーリー中では父親の後を追う最中、超巨大スーパーミュータント「ベヒモス」を
Brotherhood of Steelの隊員達と協力して倒すシーンにおいて
プレイヤーに「B.O.Sパラディンの死体からヌカ・ランチャーを回収し発射する」という
クエスト目標が発生し、実際にぶっ放すことができる。
また、作中の時系列よりも前に行われた軍事作戦「アンカレッジ奪還作戦」を
シミュレータを通して体験できるDLC、『Operation: Anchorage! 』内においては
中国軍に占拠された石油精製施設を攻撃・奪還するに際してT-51bパワーアーマーを
着用した米軍兵士が装備しており、かつて米軍で正式配備されていた事が伺える。
更に、唯でさえ凄まじい威力のある核爆弾を、なんと複数射出(!)する、
「試作型MIRV」というユニークヌカランチャーも存在する。
こちらは1トリガーで8発のミニ・ニュークをばらまくというすさまじい代物。
威力も8発ぶんきっちりあるためほぼすべての敵に対しオーバーキルである。
ただし弾薬もきっちり8発消費するため、キャップ換算にすると1発の値段は約1600キャップである。
スピンオフ作品である『Fallout:Newvegas』においても登場しており、
メインストーリーにこそ絡んで来ないもののマップ中に隠された物を入手する事ができる。
「4」でもその威力と希少性は健在であり、MIRV化は武器改造で可能。
とあるクエストではヌカランチャー開発秘話の一端に触れることができる。
また敵が装備していることも多く、弾薬・本体ともに入手がやや容易になった(同時に自分が核で焼かれる危険も増えた)。
ちなみに「ヌカランチャー」というアイテム名は日本語版のみの表記で、
原語版では『Fatman』という名称である。
あの1945年に長崎に投下された原爆と同名であったため、日本語版ではさすがに改名された。ゴア表現が解除された「4」でもこの名称は健在である。
なお、「4」に登場するユニーク・ヌカランチャー『ビッグボーイ』はリトルボーイ『っぽい』がソノモノではないためか修正されていない。
関連タグ
実在したヌカランチャー >> デイビー・クロケット
テングマン:こちらは海外版で必殺技ボイスが修正されている。