概要
200形・600形・610形の老朽取り換え用として、200形以来となる自社発注で製造された路面電車型車両で、正式な形式はF1000形。
「FUKURAM」という愛称は「福井の路面電車(FUKUIのTRAM)」と「膨らむ」のダブルミーニング。
2016年3月27日より実施されている、えちぜん鉄道三国芦原線との相互直通運転では、えちぜん鉄道L形「ki-bo」と共に相互直通運用に充当されている。
車体
車両は富山ライトレールや万葉線などと同型の新潟トランシス製のブレーメン型LRVだが、福井鉄道の路線性格上、ラッシュ時の輸送力を確保する必要があることから日本国内のブレーメン型路面電車では初めて3車体式となり、さらに鉄道線規格のワイド車体が採用されている。
車内はボックスシートが主体で、編成全体の定員は155人(着席定員53人)で国内LRV最大級。
このように路面電車タイプでありながら郊外電車と直通運転するという路線特性も考慮し、利便性や輸送力を確保したことが評価され、2014年に鉄道友の会ローレル賞を受賞した。
なおえちぜん鉄道「ki-bo」も、この車両と基本的には共通の仕様をもつ。
編成
運用
主に福武線-えちぜん鉄道三国芦原線直通列車を中心に運行され、各車両の運用は毎日、福井鉄道のTwitterで毎日公表される。