通称:叡電(えいでん)。
歴史
元々叡山本線は1925年(大正14年)に「京都電燈」という電力会社(現在の関西電力)、鞍馬線は1928年(昭和3年)に「鞍馬電気鉄道」により開設された。戦時中の1942年(昭和17年)に京福電気鉄道叡山本線、鞍馬線となる。
1986年4月1日に分離継承され、「叡山電鉄」となった。現在は京福電気鉄道の親会社である京阪ホールディングス(京阪)の100%出資子会社となっている。叡電も京福(嵐電)も京阪グループである。
駅一覧
ラインカラーは叡山本線が緑、鞍馬線が赤。
ナンバリングは共通でEで叡山本線がE01(出町柳)〜E08(八瀬比叡山口)、鞍馬線がE09(八幡前)〜E17(鞍馬)が付けられ、接続駅の宝ケ池は叡山本線のE06のみ付けられている。
接続路線
出町柳:京阪電気鉄道京阪線(鴨東線)
八瀬比叡山口:京福電気鉄道鋼索線(叡山ケーブル)
岩倉:京都市営地下鉄烏丸線
鞍馬駅:鞍馬山鋼索鉄道(鞍馬寺)
漫画・アニメとの関わり
叡山電鉄が所有する観光電車「きらら」(デオ900形)との名前繋がりで「まんがタイムきらら」及び芳文社とのコラボレーションが盛んである。
2011年にアニメ「けいおん!」のヘッドマークの取り付け、及び記念切符が発売された。その後車体へのラッピングも行われている。
2012年冬~2013年春には「ひだまりスケッチ」で同様の企画が行われた。
2013年夏~秋には「きんいろモザイク」のヘッドマークが取り付けられた。但しこちらは車体へのラッピング・記念切符は無し。
2016年春~2017年春には「NEWGAME!」のラッピング車両の運行および、ヘッドマークの取り付けが行われた。
これらの他にも、修学院駅を始め多くの駅に上記作品のほか「ゆゆ式」、「恋愛ラボ」、「魔法少女まどか☆マギカ」等の広告が行われる、デオ723号・デオ724号(主に上記のコラボに使われる)の車内広告の大半はまんがタイムきらら作品である、など。
また2013年にアニメ化された「有頂天家族」ではその名も「偽叡山電車」が登場している。モデルは1929年(昭和4年)から1995年(平成7年)にかけて使われたデナ21形。現在鞍馬駅舎の横にデナ21号の前頭部と車輪が展示されている。2017年に続編「有頂天家族2」が放送されるため、「有頂天家族号」が運行されている。
親会社の京阪電車も大津線の石山坂本線を中心にアニメなどのラッピングなどを行っている。
その他
京阪の子会社になってからは、当初は吊り掛け駆動だった700系を、他社から譲り受けた部品を使ってカルダン駆動車にグレードアップさせた事でも有名である。
関連イラスト
関連タグ
京阪ホールディングス:親会社
京福電気鉄道(京福電鉄・嵐電):継承前の会社で元親会社(嵐電は嵐山本線・北野線の愛称)
えちぜん鉄道:京福の福井県の路線を継承した会社