概要
京都府京都市左京区にある出町柳駅から八瀬比叡山口駅を結ぶ路線。
起点である出町柳駅~三宅八幡駅までは生活路線としての役割を持ち、三宅八幡駅~八瀬比叡山口駅は行楽路線としての役割を持つ。
鞍馬線と異なり山岳路線ではないが、33.33%の勾配が修学院駅北側や三宅八幡駅~八瀬比叡山口駅の間にあり、両駅の間の33.33%の勾配は距離も長い。
尚、地方私鉄でありながら全線複線という珍しい路線でもある。
路線データ
路線延長 | 5.6km |
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軌間 | 1435mm |
駅数 | 8駅 |
電化区間 | 全線(直流600V) |
複線区間 | 全線 |
閉塞方式 | 自動閉塞式 |
保安装置 | ATS(速度照査機能付) |
最高速度 | 60km/h |
最急勾配 | 33.33% |
駅一覧
駅番号 | 駅名 | 乗り換え路線 | 備考 |
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E01 | 出町柳 | 京阪鴨東線 | |
E02 | 元田中 | かつて京都市電と平面交差しており、叡電直通電車はここから乗り入れていた | |
E03 | 茶山・京都芸術大学駅 | 2023年(令和5年)4月1日に茶山から改称。改称前の副駅名は「京都造形芸術大学前」 | |
E04 | 一乗寺 | ||
E05 | 修学院 | 京都市営地下鉄烏丸線松ヶ崎駅とは800mほど離れている | |
E06 | 宝ヶ池 | 鞍馬線 | 京都市電からの直通電車がここまで乗り入れていた |
E07 | 三宅八幡 | ||
E08 | 八瀬比叡山口 | 京福電気鉄道叡山ケーブル(ケーブル八瀬駅) |
余談
1949年に元田中駅から宝ヶ池駅まで京都市電が乗り入れていた。宝ヶ池公園に競輪場があり、観客輸送のために行われたのだが、1955年に乗り入れが廃止となった。なお、宝ヶ池駅には京都市電用の低床ホームが残っている。