概要
『鋼鉄の咆哮』シリーズ第一作目から登場する超兵器。艦種は「巨大戦艦」である。その後のシリーズに登場する荒覇吐は劇的ビフォーアフターと言えるほどに姿を変えるが、それはまた別の話。
史実の大和型戦艦の約2倍の艦影を持つ巨大戦艦で、推定全長は370mほどだと思われる。
速力は27kt、主砲には50.8cm連装砲を4基8門、副砲には20.3cm砲を備え、その他に88mm連装バルカン砲と多連装噴進砲を備える。これらを見ていくと史実に計画が存在した超大和型やドイツのH44戦艦とほぼ変わらず、大した超兵装ではない、純粋に大艦巨砲主義を突き詰めたような存在。しかし、初代WSCではプレイヤーが重巡洋艦、もしくは戦艦を作れるようになった序盤に登場する為、その大口径砲はかなりの脅威である。弱点は巨体であるがゆえの平凡な速力である。
ストーリー中盤、終盤では試作型と改良型が登場。試作艦は通常戦艦と同じサイズしかなく、完成艦と比べると性能はかなり劣る。しかし、改良型となれば速力が32ktと速くなり、耐久力も大幅に増強されている。更に主砲は56.0cm砲へと強化され、新たに超怪力線やミサイル発射機を搭載している。改良型が初登場する「激闘!インド洋」はアルウスと共に登場する為、初代屈指の難所として名高い。
PS2版ではテュランヌスの太平洋方面軍指令官ゴーダが開発したとされている。
余談
ステージ名「緑神覚醒す」が示す通り「緑神」の異名を持つ。その為船体も緑色である。
試作艦として目標になる戦艦だが、スペックから見ると大和型戦艦である。性能から見ても試作と言うより原型と言ったところか。
PC版『鋼鉄の咆哮』シリーズの製作監督であるマイクロキャビンの石川慎二氏は荒覇吐まで駆逐艦で攻略し、更には撃沈している。それと共に大艦巨砲主義ではなく、駆逐艦でプレイする楽しさも語っている。さすがは製作監督である。