概要
「バイオハザード ヴェンデッタ」(原題:Biohazard: Vendetta)(英題:Resident Evil: Vendetta)とはバイオハザードシリーズを原案とした全編フルCGアニメーション映画の第3弾。
2012年に公開された前作「バイオハザード ダムネーション」同様にゲーム版の設定を継承した完全新作映画である。
時系列的には、ネオアンブレラの名前が触れられている為、「バイオハザード6」と「バイオハザード7」の間に位置する。
フルCG作品では初登場のクリス・レッドフィールドと前々作と前作から引き続き登場のレオン・S・ケネディというシリーズを代表する二大ヒーローが初タッグを組み、レベッカ・チェンバースが「バイオハザード0」以来の登場を果たした。
製作会社が一新されている影響からか、原点回帰とも言える初代を彷彿とさせるホラー要素が色濃く表れている。
また、シリーズを代表するクリーチャーであるゾンビが前々作ディジェネレーション以来の登場、その大群をクリスとレオンがCG映画ならでは(というかCGじゃないと不可能)のアクションでスタイリッシュに倒していくアクションシーンも盛り込まれている。
タイトルの「ヴェンデッタ」は、イタリア語で復讐を意味し、本作の黒幕「グレン・アリアス」の犯行動機でもある。
そのタイトル通り、「復讐」が「復讐」を呼び、「憎しみ」が「憎しみ」を呼ぶ終わりの見えない負の連鎖を描いたシナリオとなっている。
ストーリー
対バイオテロ組織「BSAA」のクリス・レッドフィールドは、ある情報を基に、行方不明となった自身の部下であるキャシー・ホワイトの救出の為に、武器密売組織の拠点であるメキシコ陸軍特殊部隊「GAFE」との共同作戦でとある国際指名手配犯のアジトである謎の洋館へ突入する。
探索の最中、部隊が続々と壊滅する中クリスは辛くも生き延び、目的の国際指名手配犯の武器商人、「グレン・アリアス」と対峙するも、信じがたい残酷な光景を目の当たりにし、その結果アリアスを逃してしまう。
その一方、元ラクーン市警の特殊部隊「S.T.A.R.S.」の一員だったレベッカ・チェンバースは、現在は大学教授として、「死者が甦り、凶暴化する」という不可解な事件の調査、研究に携わっていた。事件の調査により、「新型ウィルス」が関係していることを突き止めた彼女は、治療薬の開発に成功。
その直後、研究所が何者かに襲撃され、レベッカは死の危険に晒される。
協力を求めるため、クリスとレベッカは新型ウィルスが関わる事件を最もよく知る人物、アメリカ大統領直轄のエージェント組織「DSO」所属で休暇中のレオン・S・ケネディの元へ向かう。
一度はぶつかり合うが、再会を果たした二人は、アリアスの真の目的が“バイオテロ”だと知り、策略を阻止する為、彼を追いニューヨークへ向かうのであった。
実はアリアスには悲しい過去があり、その事件をきっかけに復讐鬼と化し、バイオテロを企んだのだった……
ーーーー誰が一体、何の為に、戦うのか?これは血塗られた復讐の物語。-----
登場人物
(主人公達)
クリス・レッドフィールド (Chris Redfield)
レオン・S・ケネディ(Leon S. Kennedy)
レベッカ・チェンバース(Rebecca Chambers)
(敵)
グレン・アリアス (Glenn Arias)(本作の黒幕。)
マリア・ゴメス (Maria Gomez)
ディエゴ・ゴメス (Diego Gomez)
(BSAAの精鋭部隊「シルバーダガー」の面々)
D.C
ダミアン (Damian)
ナディア (Nadia)
パトリシオ(レオンから憎まれている小物の情報屋)