ガンダムアメイジングレッドウォーリア
がんだむあめいじんぐれっどうぉーりあ
概要
今日まで続くガンプラバトルの源流とも言える漫画作品「プラモ狂四郎」に登場したレッドウォーリアをベースに、第7回ガンプラバトル選手権世界大会から7年の月日を経て三代目メイジン・カワグチことユウキ・タツヤが独自の解釈を組み込んだ上で自分用に完成させたガンプラ。
ベース機としてレッドウォーリアが選ばれたのは、メイジンが尊敬するイオリ・タケシの愛機パーフェクトガンダムの後継機である事に由来する。
「パーフェクトガンダムⅢ」の別名を持つレッドウォーリアを基にして模型作品として高い完成度を誇るこの機体は、ガンプラビルダー・ファイターの間では伝説の存在とされており、フィールド内に降臨しただけでしおれた花を再び咲き誇らせるなど、バトルフィールドに与える影響力も常軌を逸している。
むろんバトルにおいても圧倒的な高性能を叩き出すが、メイジンに合わせたピーキーなセッティングが行われており、世界大会を三連覇した彼の操作テクニックが合わさる事で鬼神の如き強さを発揮。その姿は紅の彗星そのものと言える。
メイジンの解釈によって腰部スカートアーマーなどの細部デザインがオリジナルと異なっているが、基本的な機体構成やカラーリングはオリジナルのレッドウォーリアを踏襲しており、装甲の追加ではなく機動力に重きを置くカスタマイズもオリジナルと同様。レッドウォーリアの象徴の一つでもある両肩のバーニアのギミックもそのまま残されており、これによって素早い攻撃を得意とする。
オリジナルとの最大の相違点としてランドセル左側にもウエポンマウントが追加されている事が挙げられ、そこに「紅ウエポン」と呼ばれる武装群を組み合わせ装備する事が可能。これは、バトルの内容に応じて装備を換装する事で、余分な重量増を招く事なく機動力を維持する為の措置である。
デザインは海老川兼武。
レッドウォーリアのアニメーション作品への登場は、SDガンダム外伝に登場した吟遊騎士レッド
ウォーリアRを除けばこれが初となる。
上述したド派手な登場演出とポーズは、プロレス好きの大張正己氏が、新日本プロレスのチャンピオン・オカダ・カズチカのポーズを参考にしたもの。
武装
頭部バルカン砲
頭部に配されている機関砲。
牽制や迎撃などの基本用途は他のガンダムと同様である。
ビームサーベル
原型機から継承されている、右前腕部に固定されたボックスタイプのビームサーベル。
ビーム刃は短いが取り回しに優れる。
ミサイルポッド
胴体に内蔵されている三連装ミサイルポッド。
原型機では胸部インテーク部分のみの搭載であったが、アメイジングレッドウォーリアは腰部フロントスカートにもこれを内蔵している。
シールド
重量を抑えた小型のシールド。
メイジンの高い技量によって、面積を抑えた盾であっても充分な防御を可能としている。
先端部には連装バルカンを備え、補助火器としても運用される。
紅ウエポン
あらゆる敵、あらゆる戦況に対応する為に制作された武装群。
近・遠距離戦からビーム、実弾など幅広い装備が用意されており、これによってどのようなバトルにも対応が可能となっている。
使用する武装のチョイスによってバトルの勝敗が大きく変わる為、ファイターの技量や武装選択の裁量が問われる武装だが、個々の武装は高性能ながらも扱いやすく設計されており、レッドウォーリア以外のガンプラであってもそのポテンシャルを引き出す事が可能。
ハイパーバズーカ
ランドセル右側マウントラッチに接続された主兵装。紅ウエポンの一つだが、レッドウォーリアから引き継がれた武装でもある。
実弾武装だが、マガジンの交換でビームバズーカとしても使用可能。
脇に展開して逆手持ちで射撃体勢を取るが、グリップを持たずとも射撃可能であり、接近戦時の不意打ちや他の武装との同時攻撃に使用されることもある。
ハンドガン
紅ウエポンの一つである大型ハンドガン。
銃身が短く取り回しに優れる他、下部にガンブレイドを着剣できるラッチを有し、着剣状態では接近戦の際にはグリップの角度を変更する事で格闘戦に転じる事が可能。
ガンブレイド
紅ウエポンの1つである実体剣。
刀身はマーキュリーレヴの大型ソードに酷似しており、ハンドガンへの装着が可能。
状況に応じて換装可能な長短二種類の刃が存在し、ショートタイプは取り回しに優れ、ロングタイプは取り回しよりも切断力を重視したタイプとなっている。
ビームライフル乙
紅ウエポンの1つ。
後部ストックにビームライフル甲、ビームガトリングガン等を連結し、双頭のビーム砲として運用する事ができる。
手に持っての使用の他、ランドセルに接続したまま肩越しに構える事も可能。
ビームライフル甲
ビームライフル乙の後部に接続可能な紅ウエポン。形状はガンキャノンⅡのビームキャノンに酷似している。
センサー機能を強化した長距離射撃用武装であり、ビームライフル乙と合体させる事でより長距離射撃に適したロングライフルとなる。
ビームガトリングガン
ビームライフル甲と同じくビームライフル乙の後部に接続可能な紅ウエポン。
連射性と制圧戦能力に長け、ビームライフル乙との合体で射程距離と威力を向上させる事が出来る。
210mm対物ライフル
機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ月鋼に登場するガンダム・アスタロトの武装を改造したロングライフル。
長い砲身を分割式に改造しており、砲身の代わりにガンブレイドと合体し「月鋼ガンブレイド」として使用出来るようになっている。
パイルバンカーシールド
210mm対物ライフルとセットで使用されるパイルバンカー付きのシールド。
防御、攻撃の他、増設されたラッチに対物ライフルの砲身をマウントする事が可能。
ガンダムライトニングブラックウォーリアー
コウサカ・ユウマが、アメイジングレッドウォーリアを操縦した経験を元に再現した機体。
色が黒く変更されているだけでなく、ユウマが扱いやすいように遠距離武装が追加されている。
追加武装のロングライフルはビームライフル乙と合体することで身の丈を超えるサイズのビーム砲となる。
アニメ『ビルドファイターズ バトルローグ』第2話では新しいガンプラとして登場。