概要
特定の単色のみを透過することができる技術。その単色の背景に立ち、被写体のみを映せば、対象の画像または映像と合わせられる。
単なる合成とは異なり、被写体が動いていても合成可能であり、即座に制作することができる。
主にワイドショーのお天気コーナーや映画のCGシーンに多く使われる。
特に有名な使用例が日本テレビ系列で放送されていた「進め!電波少年」で、スタジオのセットがこのクロマキーによるCGで、そこに出演者の顔または上半身を合成するだけという、当時では斬新な構成であった。
弱点
クロマキーは指定された単色に合成をするので、被写体が指定色を身にまとっているとその部分も合成されてしまうため、「服装に制限がかかる」という弱点がある。
例えば、グリーンバックの前に緑色のシャツを着た人が立ち、そのまま合成を始めるとシャツの部分だけ無くなってしまうということである。
それが故に、起きてしまったある事件が…
ガチャピン透過事件
当該場面
裏話
ウェザーニューズが配信しているお天気番組「SOLiVE24」に、ガチャピンとムックがゲスト出演したのだが、天気予報が始まると、グリーンバックのせいでガチャピンにまで天気予報画面が合成されてしまうというハプニングが起きてしまった。
慌てて合成を中断したが、再開しても結果は同じだった。
ちなみにこの番組終了後、キャスターの松雪彩花氏のTwitterフォロワー数が急増したという。
マフィア梶田透過事件
当該放送
Fate/GrandOrder公式ニコ生第3回にて、クロマキーを緑に設定したためにコマンドカードTシャツのQuickを着ていた梶田氏が透けた。