透過

とうか

(1) 透き通ること。通り抜けること。(2) 光や放射線などが物質や物体の内部を通り抜けること。

概要

透過（とうか）には、以下の語義がある。

1. 透き通ること。通り抜けること（※a）。
2. 光や放射線などが物質や物体の内部を通り抜けること（※a）。

一般的に、可視光線に対して「透過」するということは透明なことであり、その物質と電磁波との間に相互作用が起こらず、電磁波の吸収および散乱が生じないということを意味している。

透明な物体を光が透過したときに見える色は「透過色（とうかしょく）」「透明色（とうめいしょく）」という（※b）。

表記揺れ等

• 表記揺れ：無し
• 同義語：無し
• 類義語（似通った語）

　　透明　透ける　透け透け

　　スケルトン - 「透ける」と "skeleton" の合成語。透過性の高い物品の日本語通称。

関連イラスト

ロックされていたり設定枠が足りないなどしてタグ付けできない作品も、例示対象とする。

左から順に。1. 透過性の高い物体の一例。プリズム（三稜鏡）。2. 同左。水滴。3. 同左。シャボン玉。4. 同左。ビー玉。5. バスタブがスケルトン。6. 物を透過した画像の一例。7. 透過性の高いX線を利用したレントゲン検査で身体が透け透け。8. 都合のいい透過・透視。

脚注

出典

※a1 「透過」 コトバンク ＞ 小学館『精選版 日本国語大辞典』

※a2 「透過」 コトバンク ＞ 小学館『デジタル大辞泉』

※b 「透過色」 コトバンク ＞ 小学館『精選版 日本国語大辞典』

※c 「透過性」 コトバンク ＞ 小学館『日本大百科全書（ニッポニカ）』、ほか。

※d 「透過率」 コトバンク ＞ 小学館『日本大百科全書（ニッポニカ）』、ほか。

※e 「透過係数」 コトバンク ＞ 森北出版『化学辞典』第2版、ほか。

※f 「透過」『英辞郎』(cf.)

関連タグ

透明　透ける　透け透け

可視光線　不可視性