概要
日本における民間総合気象情報サービスの草分け的企業であるとともに、1993年(平成5年)には親会社のオーシャンルーツを吸収合併し、世界最大の民間気象情報会社となっている。
ウェザーニューズとしての創業は1986年(昭和61年)であるが、前身のオーシャンルーツやオーシャンルーツの前身であるパシフィックウェザー・アナリシス・コーポレーションを含めると、約55年以上にも及ぶ歴史がある。
元々ウェザーニュースという社名で設立された後、ウェザーニューズへ社名変更している。
「ウェザーニュース」の名称は、同社のインターネットの気象総合サイト、携帯電話向けサイト、BSデジタル放送・ケーブルテレビ向け放送の名称となっていて、社名の「ウェザーニューズ」とは使い分けがされている。
「SOLiVE24」および「ウェザーニュースLiVE」
2009年4月27日、ウェザーニューズはインターネット配信番組事業として「SOLiVE24」の放送を開始。視聴者にスマートフォン向けアプリケーションを経由して周囲の天気を「ウェザーリポート」という形で報告してもらい、寄せられた報告を元に番組を進行するという、これまでの天気予報とは一線を画する双方向性が光る取り組みとなった(そればかりか、ニコニコ生放送やYouTubeライブではチャット欄を使ってリアルタイムの書き込みもでき、それを元にキャスターとの新たなやり取りが生まれることもある)。
番組には常時10人前後のキャスター陣が代わるがわる担当に入る形式を取っており、それぞれのキャスターにファンがついているのも特徴。「お天気お姉さんを推す」というこれまでにない推し活の在り方が爆誕した瞬間である。天気が良い日にはバラエティ番組のようなコーナーの数々や、キャスターによるフリートーク(雑談)の時間が設けられるなど、それぞれの出演者の個性や魅力を掘り下げる工夫も、この傾向に更なる拍車をかけている。
2014年にはVTuberの先駆けと言っても過言ではないウェザーロイドAiriによる番組も開始するなど、フロンティアスピリッツに暇がない。
2018年春に番組改編が行われ、番組名が「ウェザーニュースLiVE」に変更。「SOLiVE」時代のバラエティ的側面を一定水準以上残しつつ、気象解説の専門性がさらに高まり、情報番組としてのクオリティに更なる磨きがかかった。
この頃から既にニコニコ生放送などでは一定の人気を誇るコンテンツと化していたのだが、2021年ごろからいわゆる「切り抜き動画」という形で番組の名・迷場面の動画が多数投稿されるようになったことで、YouTubeなどでの知名度も急上昇。
それに伴い、各出演者の人気も一気に高まることとなった。
特に人気の爆発度合いが凄まじかったのは、
- コスプレイヤーとしても有名で、オタク全開のトークも辞さないサブカルチャーマニア・檜山沙耶キャスター
- チャハーンに代表される笑いのツボの浅さと若干天然じみた発言が魅力の名場面製造機・駒木結衣キャスター
- 気象に対する圧倒的な知識量が武器の「データの鬼」ながら、ダンゴムシ事件などで見せるコメディリリーフ的な側面も光った山口剛央予報士
あたりだろうか。
それ以外の出演者についてもスポットライトが当たる機会が爆発的に増え、気象関係に限らず、当人たちの趣味絡みの仕事を得る機会も増えていった。
2023年にはYouTubeのチャンネル登録者数が100万人に達し、同年7月8日には六本木にて対面のファンミーティングを開催、満員御礼となった。
関連タグ
- ピクシブ百科事典上に個別記事がある出演者(太字の面々は現在も出演)
大島璃音、戸北美月、小林李衣奈、魚住茉由、小川千奈、山口剛央
チャハーン ダンゴムシにも解説していただきました(ダンゴムシ事件)