概要
- 1999年11月17日生まれ、兵庫県神戸市出身。
- 大学は地元・神戸の甲南大学に進学。大学3年時には、大学のミスコンである「ミス甲南2020」のファイナリスト6名に名を連ねた…のだが、運悪く同年はCOVID-19によるパンデミックの最中であり、ファイナルは同時開催のミスターコンともども開催されずに終わってしまった。もし開催されていたら優勝の未来があったかもしれないが、それは神のみぞ知る。
- 大学卒業後、民間気象サービスの日本最大手企業「ウェザーニューズ」のインターネット配信事業「ウェザーニュースLiVE」のキャスターオーディションを受け、見事合格。2022年8月31日配信の放送でデビューを飾った。
- 通常、ウェザーニューズ社主催のオーディションは2名を選抜して同期タッグとして送り出すパターンが通例な中、小林は異例となる単独抜擢(=同期なし)でのデビューとなった。
- 加えて、番組内で最初に新キャスター(=小林)のデビューが予告されたのはまさかの本番3時間前であり、視聴者にとっては文字通り電撃的なデビューとなった。同年の8月末は台風11号や連日のゲリラ雷雨、酷暑などの影響で厳戒態勢の放送が長く、予告のタイミングを完全に見失ってしまったことが理由と考えられる。
- 2022年秋に「週刊プレイボーイ」が「ウェザーニュースLiVE」の特集を組んだ際には、取材当時まだデビュー2か月ながら注目の大型ルーキーとして取り上げられ、「キュートで度胸満点!フレッシュな元気娘」と紹介されていた。
- その際の取材で、目標の一つとして「いつか富士山からリポートしたい!」と語っている。
- デビュー後は主に早朝~日中の番組枠をメインにこなしているが、2024年7月には漫才トリオ・ジェラードンをゲストに迎える特別コーナーの進行に抜擢されたため、1日の最後の放送枠である「ウェザーニュースLiVE・ムーン」を初担当。前番組の「イブニング」はデビュー早々に経験があったため、この「ムーン」出演を以て全番組制覇を達成した。
放送スタイル、お約束など
- 関西出身者らしい溌剌とした元気な放送が身の上。
- ダンスを長年やっていたからかかなり肝が据わっており、先述したイレギュラーだらけの初放送時にも手馴れの視聴者たちが舌を巻くほどの落ち着いた進行を見せつけた。カメラ慣れも若手陣随一。
- 関西人ということもあり、番組開始時にはチャット欄で吉本新喜劇の鉄板ギャグ「邪魔すんで~」が書き込まれるのがお約束。
- キャスター陣の中では比較的方言を使う傾向にある。神戸出身の小林が使うのはもちろん関西弁なので、同じく関西出身の山口剛央予報士と関西弁談議になることも。
- 提供衣装紹介コーナーの評判がとても高い。羽織るタイプの衣装の際にきっちりインナーにも言及したり、カメラワークを巧みに使って衣装の魅力をキュートにアピールしたりと、圧倒的な立ち回りの巧さを見せつける。
- 「俳句部」の活動に加勢することがある。その際の俳号には「りっ茶」を使用(間違いなく元ネタは同姓の俳人・小林一茶だろう)。
しゅぴしゅぴ
- 2023年4月のある日の放送で、小林はカメラに映った空に陽射しが眩しく輝く様子を「しゅぴしゅぴ」と聞き慣れない擬音語を用いて表現した。
- 小林曰く、この「しゅぴしゅぴ」は太陽光線が放射する様を表現したくて用いた表現とのこと。
- その後の放送でも小林はこの「しゅぴしゅぴ」という言葉を多用するのだが、聴き馴染みがないながらも何となく天気が良いことは分かる絶妙な擬音選び、鋭さと柔らかさの両方を感じさせる語感が実は状況をきわめて的確に表しているのでは?と話題となり、視聴者の間で大ブームに。
- 最終的にこの「しゅぴしゅぴ」は小林の放送以外でも聞かれるフレーズの一つとなり、最終的には同年大晦日に決定した2023年度の番組内流行語大賞に選出されてしまった。
人物
- 愛称は「りーちゃん」「会長」など。
- 後者の「会長」は中学校時代の部活が「和太鼓同好会」という名前で、そこの会長を務めていたことが由来。デビューから1週間足らずで視聴者から命名され、その当時は「まだ7日しかやっていない私が会長は畏れ多い」と遠慮していたが、現在でも「会長」呼びをする視聴者は後を絶たない。
- 番組内で全キャスターに割り当てられている「推し絵文字」は「🐹(ハムスターの顔)」や「🥁(太鼓)」など。
- 前者の「🐹」は全体的な雰囲気から取られたと推測されており、このあたりの経緯は駒木結衣キャスターの絵文字が「🐨」になった流れを彷彿とさせる。
- 二人姉妹の妹で、姉がいる。
- 両親は共に神戸の人間で、1995年に発生した阪神淡路大震災に現地で遭遇・生還している。
- プロ野球は家族ぐるみでオリックス・バファローズファン。前身のオリックス・ブルーウェーブが神戸のチームで、阪神淡路大震災の翌年に「がんばろうKOBE」を旗印に優勝した影響も大きいのだろう。
- ちなみに、打てる捕手として中嶋政権のV3にも大きく貢献した頓宮裕真選手は小林と誕生日が一緒。
- 幼少期(先述した「プレイボーイ」誌の取材によると、始めたのは3歳ごろ)から多彩なジャンルのダンスに触れている。最も歴が長く得意なのはクラシックバレエ、とのこと。
- 学生時代から少なからず芸能界に関心があったようで、中学校から高校にかけては地元のアクターズスクールやダンススクールをいくつも梯子する鉄人生活を送っていた。
- 後にウェザーニューズ社のオーディションに挑んだきっかけも、この時期に登録していたオーディション斡旋サイトを解約しようとした際に「1つだけ未読の案内が届いていて、それがウェザーニューズのものたからだった」と語っている。
- ダンスで鳴らした体育会系ということで、運動神経はキャスター陣でもピカイチ。デビューから1ヶ月ほどで迎えた「キャスター対抗握力No.1決定戦」(10月の祝日・スポーツの日の記念企画)では先輩方を次々退け優勝を果たした。
最強の前髪
- キャスターになって以降、小林は前髪ありのヘアスタイルで番組に出続けているが、2024年春ごろ、出演者の間で「その前髪が何をしても崩れない」と話題になった。
- それを受け、2024年夏には実際に小林の前髪の強度を検証するという斬新な企画が公式に開催され、結果、小林の前髪は風速30km/sの暴風を耐え抜いてしまった。さらに後日、実際に小林本人がどうやって髪をセットしているかの解説動画まで登場した。まさに公式が病気。
- 小林曰く、前髪の強度は高校生時代から研究に研究を重ねた賜物、とのこと。