感染症の原因となる危険なウイルスの一種。主にネズミやリスなどのげっ歯類が媒介する。
ハンタウイルスが起こす感染症
ハンタウイルスは以下の2つの感染症を起こす。どちらも治療が遅れると死亡することがある、危険な病気である。
腎症候性出血熱
主に東アジア(韓国・中国)、東欧、北欧で流行する病気。腎臓が壊れて尿が出なくなり(あるいは出ても血尿ということもある)、それに並行して血小板が減少し、全身から出血しやすくなる。
日本でもかつて大阪梅田で流行して梅田奇病と呼ばれたり、実験動物のラットが感染源となり大学や研究所で流行したことがあったが、現在では発生がみられなくなっている。