コナン・ドイルの小説に登場するホームズについては、シャーロック・ホームズを参照。
概要
CV:川田紳司
世界で最も有名な大探偵。
その、あまりにスルドイ推理力は、“真相”どころか、時に真実の向こう側まで行ってしまう、もはや『論理の大暴れ』。
大探偵と弁護士の卵の奇跡の出会いが、倫敦の法廷に大逆転をもたらす。
(公式サイトより抜粋)
第2話から登場。34歳。同居人のアイリス・ワトソンからは「ホームズくん」と呼ばれている。
アイリスが執筆している小説の影響もあり、倫敦ではその名を知らぬ者は居ない有名人。
自らを《名探偵》と称して憚らない自信家で、これまで数々の難事件を解決してきた推理力は本物・・・と思いきや、その《名推理》は毎回核心を突きながらも着眼点が微妙にズレていることが多い。
上述の奇跡の出会いをきっかけに、上述の名推理?の他にも、成歩堂法律事務所として屋根裏の空き部屋を貸してくれたり、独自の発明品で捜査に協力してくれたり、独自の捜査で証拠品を持ってきてくれたり‥などなど、成歩堂たちを度々サポートしてくれる。
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名探偵はウソをつく。‥‥覚えておくといい。
ネタバレ
『大逆転裁判2』で、ホームズが成歩堂たちに重大なウソをついていたことが明らかとなった。
ホームズが成歩堂たちについた“ウソ”とは亜双義一真の死である。
前作第2話の事件が発生した際、ホームズは船室で倒れている亜双義を調べて、「奇怪なる殺人事件」が起こったと告げたが、この時亜双義は意識不明の重体であったものの死んではいなかった。
しかし、ホームズは気絶している亜双義を部屋から運び出して応急処置を施した後、船員たちを半ば脅す形で自分に協力させ、亜双義が目を覚まさない内に『遺体』として香港で降ろして日本へ送還させるよう手配した。
ホームズがこのような行動を起こした理由、それは前作第5話最後の大英帝国の極秘通信と密接に関係している。
前々から英国と同盟国の間で交わされている機密通信を傍受していたホームズは、成歩堂たちがまだ日本に居た頃に英国から日本へ向けて「K・アソウギ」「A・サツシヤア」「T・グレグソン」「J・ワトソン」という4つの名前が発信されたことを知る。日本に居るかつての相棒御琴羽悠仁との手紙のやりとりで知ったワトソン博士の死と亜双義一真の英国留学、更にワトソン博士の死から数か月前に倫敦の裏社会で有名な殺し屋アン・サッシャーが行方不明になっていたことから、ホームズは「この4つの名前は暗殺の標的の名前であり、サッシャーは既に殺されている」と推理した。このまま亜双義が英国にやって来れば命を狙われると考え、彼の英国留学を阻止するために自分もアラクレイ号に乗り込んだ。
乗船後は上述のウソの殺人事件を利用して亜双義を船から下ろし、たまたま彼が密航させようとしていた成歩堂を代理として英国へ向かわせることで、日本政府が次の留学生をすぐには派遣出来ないように仕向けたのである。
なお、事件を起こしたニコミナ・ボルシビッチには事件解決後に真相を打ち明けて亡命を手伝ったが、その一方で演技だったとはいえ成歩堂と共に彼女を殺人犯呼ばわりしたことについては「決して無実ではなかったのだからいい薬になったと思う」とも語っている。
上述したように、ホームズは最初、あの通信にあった名前は全て暗殺の標的を示していると考えていたが、日本でワトソン博士を殺した英国人留学生ジェゼール・ブレットの正体が行方不明になっていたアン・サッシャーだったことが判明したことで、4つの名前が持つ意味は大きく逆転することになる…。