浅野川線
あさのがわせん
北陸鉄道の路線のひとつ。金沢駅発着。
概要
石川県金沢市の北鉄金沢駅から同県内灘町の内灘駅に至る路線である。営業キロ6.8km。
金沢駅に繋がってはいるものの、金沢市中心部である香林坊や武蔵ヶ辻方面へは北陸鉄道(北鉄)バスを使用しなければいけない。石川線とはもともと鉄道会社が異なっていた(別途後述)ため、線路はつながっていない一方、石川線との直通運転が何十年も議論されており、香林坊や武蔵ヶ辻などの金沢市街地を通る路線の建設が検討されている。地下線方式、あるいはLRT方式が有力。ただし、浅野川線は直流1500V電化、石川線は直流600V電化であるため、昇圧・降圧問題も絡んでくる。
そもそもこの路線は1925年に浅野川電気鉄道という鉄道会社によって開業したもの(1927年に「一応」全線開通)。いわゆる戦時統合で北鉄に吸収されるはずだったのだが、「そんなふざけた条件ではお前とは一緒になれん!!」と当時の社長が拒否してしまう。だがこの社長がとんでもないことやらかしてお縄をちょうだいされてしまったがゆえについに北鉄に喰われてしまった。1945年10月のことである。そのせいか、今でも沿線住民は、この路線のことを、(沿線に北鉄本社が存在するにもかかわらず)浅野川電気鉄道の略称である「浅電」と呼んでいるそうである。
駅一覧
以前は急行列車の運行があったが、現在はすべて普通列車。ワンマン運転。
廃止区間
駅名 | 乗り換え路線 | 備考 |
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内灘 | ||
粟ヶ崎海岸 | 海水浴シーズン時のみ営業していた臨時駅。1974年廃止 |