概要
【妖精の恋人】という意味の名前を持ち、常に人間の男性を誘惑して愛を求めているという。リャナンシーの愛を受け入れた男性は、彼女から音楽や作詩、絵画などのあらゆる芸術や才能を与えられる。その一方でリャナンシーはその対価として男性の精気(もしくは血)を吸い、男性を早死にさせてしまうという魔性の妖精。
アイルランドの天才的な芸術家の多くが短命なのは、彼女たちリャナンシーに取り憑かれているからであるという伝説もある。
『女神転生』シリーズのリャナンシー
アトラスのRPG『女神転生』シリーズでは仲魔として登場する。
金髪の妖艶な雰囲気を持つ美女で、黒いドレスとカチューシャを身につけ、手には知恵の輪を持っている。
種族は鬼女。
デビルサマナー ソウルハッカーズではかつての主人である卜部広一朗のGUMPを懐かしむといったイベントもある。
ソードワールド2.0でのリャナンシー
リャナンシーとリャナンシー・アサシンが登場。上級蛮族のノスフェラトゥの一員であり、ヴァンパイアローズの忠実なる部下という設定である。
こちらはアイルランド伝承の物とは全く性質が異なり、両者共に対象の血を吸う事に関しては共通なのだが、リャナンシーは「吸血した者を自らの虜にする」能力を持ち、リャナンシー・アサシンは「吸血した者の記憶や技能を奪う」能力を有する。