ワードプロセッサの略。コンピュータ上で文章の作成、編集、印刷ができるシステムのこと。
上記をハード的に実現したワープロ専用機と、他のOS上で動作するソフトウェアとして実現したワープロソフトがあるが、日本では単に「ワープロ」というと前者を指す場合が多い。
ワープロ専用機
欧米では先にタイプライターが普及していたが、「日本語で文章入力をする」ためには漢字仮名交じり文に対応する→漢字かな変換機能を備える必要があった。
1978年、東芝が日本初のワープロ専用機「JW-10」を発売。
以後、1980年代には電機メーカー各社から多種にわたる専用機が発売された。
印刷はインクリボンという消耗部品を使って行うが、感熱紙を使うとインクリボンなしで印刷ができた。
1990年代以降はWindowsパソコンとワープロソフトの低価格化と普及に押されワープロ専用機の市場は縮小していき、2001年までに各社とも製造終了した。
しかし、年配の人には「ワープロ専用機の方がいい」という人も少なくはなく、現在でもワープロの買取、修理、販売を手掛ける企業が存在し、たまに新聞広告を出したりしている。
主な機種
ワープロソフト
1980年代以降、パソコン上で動作するソフトとしてのワープロソフトが市場に出回り始めた。
主なワープロソフト
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