概要
サンニ・ヤカーとはスリランカに伝わる病魔ヤカーの王で、マハーコーラ・サンニ・ヤカーともいわれる。
マハーコーラはシヴァ神の別名マハーカーラ、ヤカーは鬼神である夜叉(ヤクシャ)のことで、ヒンドゥー教国のインドと、仏教国であるスリランカは政治的、宗教的に対立していたために悪鬼とされた。
今でもスリランカでは病人が出ると、サンニ・ヤカーに手下である病魔を抑えてもらうために、半分に切ったカボチャで呪詛を断ち切る悪魔祓いがおこなわれている。
創作での扱い
女神転生シリーズ
初出は『真・女神転生』で種族は”幽鬼”。黄金の髑髏仮面をかぶったマント姿の男として登場。続編の『真・女神転生Ⅱ』では餓鬼の頭部差し替えのヤカーが登場した。