概要
CV:大塚明夫
ベルゼブブとリリスの父、アンの祖父。サンドランドの魔物たちを束ねる大魔王。ベルゼブブには「パパ」と呼ばれている。
息子に人間ラオとの旅の許可を出すが、ベルゼブブのゲームのやり過ぎには厳しい態度を取る。
しかし、「THE SERIES」で一連の騒動が終わった後には「よくやった」と褒めている様子もある。
アンに「お祖父様」と呼ばれた際には二度とそう呼ばないように言い「大魔王」と訂正している。
どこぞの暗黒魔界の王を彷彿とさせる容姿だが恐らく別人。37インチのテレビが小さく見えるほどに推定10mの筋骨隆々な体躯をしており、黒い角が生えている。
人間が魔物への偏見を多く持つ本作だが、それとは対照的に描かれている人物で、ラオが魔物の里を訪ねて来た際は「あの人間は信用できそうだ」(劇場版では「あの人間は興味深い」)と言っていたりと人物の内面を見ており、読書をしている、「THE SERIES」ではテレビを見ていたりジグソーパズルに取り組んでいたりと人間の文化にも触れている様子。
また、劇場版のエンディングでは風呂に入っていた。
ベルゼブブにゲームは1日1時間の約束を取り付けたり宿題の遅れを取り戻すように言う、37インチの大型テレビを苦労して手に入れる、テレビや完成間近の1万ピースのジグソーパズルをムニエルに破壊されて怒るなど、外見とは裏腹にかなり人間らしさも溢れている。
ベルゼブブいわく「超強い」とのことで、戦闘シーンなどは無いものの、椅子に座ったまま指先でムニエルの動きを制限し羽根をむしったり、デコピン一発でフォレストランドまでムニエルを飛ばすなどその実力の高さが垣間見える描写がある。
また、「THE SERIES」最終話ではついに本格的に行動している様子が描かれた。ガラムの墜落によって大爆発を起こした周辺をバリヤーのような物で覆い、周囲への被害を完全に0に留めた。
シーフはこれについて「大魔王様がこういった出来事に干渉することはない」と驚いていた。
関連タグ
ベルゼブブ:息子。
アン:孫娘。母親でベルゼブブの姉のリリスの事は、フォレストランドの王家に嫁いでいた事や10年前から気配が消えた事を遠く離れた魔物の里で知っていた。
シーフ:息子のお目付け役。とよたろう氏が描き下ろしたイラストではベルゼブブについて指示しているように描かれている。
ラオ:信用できそう(興味深い)な人間。
ラオはある秘密を持っているのだが、それを見透かしていたのか、またベルゼブブが「透明度が高い」と言っていたがそこで判断したのかは不明。
TVゲーム版のエピローグでは、は純粋にサンドランドのために行動したラオへの感謝の気持ちを込めて、魔物の里の居住権と、宝物庫から好きなモノを1つだけ持っていくよう告げ、ラオは浮遊車(新車)を頂いた。
ムニエル:(ムニエルから一方的に)因縁のある相手。
鳥山明作品関連
ダーブラ:容姿が激似。鳥山氏によると「偉い悪魔のイメージ」がこのデザインなのだそう。