概要
ヤカーとはスリランカに伝わる病魔でヤカともいう。病気の種類により18の種族がおり、王であるサンニ・ヤカーに従い、邪視で病気や不幸をまき散らす。
ヤカーは元々はインドのヒンドゥー教の鬼神である夜叉(ヤクシャ)のことで、仏教国であるスリランカとは政治的、宗教的に対立していたために悪鬼として扱われた。
セイロンはかつてはヤカーの島だったが、シンハラ人の先祖の初代王ウィジャヤが彼らを追放してスリランカを建国したという伝説もある。
創作での扱い
女神転生シリーズ
身体は餓鬼のようだが王のサンニ・ヤカーの仮面に似たものを被っている(※メイン画像)。
『ソウルハッカーズ』では病魔というイメージが強調され、天井から垂れ下がる不気味な姿にデザインが変わった。
PC用に発売された『偽典・女神転生』では餓鬼姿の血の病のヤカー「リリーヤカー」、毛むくじゃらの悪鬼姿の死産を引き起こす黒のヤカー「カルヤカー」が登場している。