概要
カイジシリーズに登場する金融会社で、正式名称は帝愛グループ。その名の通り金融業だけではなく、カジノやホテルなど多角的な経営を行っている巨大企業である。
創設者は兵藤和尊で、「賭博破戒録カイジ」第1話の時点で既に創立40周年を迎えている。
平社員は全員喪服のような黒服で統一され、サングラスをかけている。
途轍もない高利のヤミ金融を主な財源としており、序盤にて30万円を借りた(正確には借金の保証人になった)主人公はわずか10日後に385万円を請求された。このような無茶な借金を返済できない場合、強制労働や臓器売買などと言った暴力的な取り立てにより強引に棒引きにする。
いわばカイジシリーズとは、この帝愛とカイジ一派との戦いを描いた物語なのである。
スピンオフギャグ『中間管理録トネガワ』では、帝愛という白鳥が水面下でどれだけ足をバタバタさせているか、そのドタバタぶりがこれ以上ないくらい鮮明に描かれている。
『中間管理録トネガワ』では、所属している利根川や黒服たちも認めるように、ブラック中のブラック企業であるが、(スピンオフのため全てが公式な設定であるかは不明だが)意外と普通の企業らしい福利厚生が存在するなど、以下のような面が明らかとなっている。
- 社員の有給を認める。
- 本社には社員食堂がある。
- セクハラに繋がりそうな社員の言動には、注意する。
- 就職活動では多くの就活生が応募している。
余りに常軌を逸した経営方針のため、他作品で「ヤミ金融」のパロディのネタとして使用されることも多い。