「近界民は全て敵だ……!!」
プロフィール
概要
A級7位三輪隊の隊長。過去の大規模侵攻の際に目の前で近界民に姉を殺された事から、近界民を殺すことがボーダーの役目だと言い切る程に激しい憎悪を抱いている。
原作カラーは、黒髪に茶色がかった紫の目。アニメでは目の色が赤褐色に変わっている。
なお、作者曰く女性票比率を数ポイントはねあげる性能を持っているらしい。
東や二宮からは「秀次」と呼ばれ、現在でも交流はある模様。
人物像
ルールの隙を突くような迅や太刀川のやり口は苦手としており、近界民排斥派筆頭の城戸司令が遊真の正式な入隊を認めたことも重なって、髪をぼさぼさにして目にも隈を作るほど悩むなど、非常に真面目で気難しい性格。
近界民を敵視しつつも、遊真が落とした小銭や機能停止したレプリカの子機を拾っている辺り根は優しいようである。
迅悠一の事を一方的に敵視している。これは性格や主義の違いもさることながら、彼が姉の死の現場に居合わせていた事も無関係ではないのだろう。
カバー下の紹介文に括弧付で但し書きがされている通り、全体的にシリアスなキャラ設定がされているが、A級隊員ならほぼ誰でも出せる「♢」が出せないことに悩んでいたり(小ネタ漫画)、10巻カバー下では、太刀川と並んで才能のあるダメ男と称されたりもしていた。
活躍
初登場は1巻だが、名前が出たのは2巻。三雲修が近界民と繋がっていると睨んだ事から米屋と共に尾行を開始。しかし、早々に迅から指令書を出され、退却を余儀なくされる(これは、その後のラッド掃討作戦に備えさせるためという意図もある)。
もっとも、諦めたわけではなかったので、作戦終了後に改めて尾行しており、遊真との接触現場を目撃した事から、三輪隊一同で確保ないし排除するべく襲撃するも、遊真の黒トリガーに鉛弾(とアステロイド)をコピーされてしまい、返り討ちに遭う。
その後、遠征していたトップチームを加えた黒トリガー奪取作戦に参加。
米屋と出水、さらに後から合流した当真を加えた即席チームを指揮して嵐山隊を相手にし、途中までは優位に進めていたが、詰めを誤って逆に抑えこまれてしまった。
大規模侵攻では、一人で修達が避難させているのとはまた別のC級隊員の誘導を担当。
直前に迅から、黒トリガーである「風刃」の所持者に推薦する見返りに修を助けてやってほしいという要請を受けるもその場では突っぱね、本部を通じて出された救援要請も頑なに拒否していた。
だが、結果としてハイレインの陽動に引っ掛からずに済み、迅の予知通り彼だけが修を助けられる立場となった。
そして、修を蹴り飛ばしながらもハイレインに立ち塞がり、先に交戦した出水や烏丸達からの事前情報と相性の良さで善戦するも、止めを刺そうとした所でミラの「窓の影」を受けて離れた場所に飛ばされてしまう。最後はレプリカから座標補足を受けてハイレインを風刃で切り裂き、修がレプリカを投げ飛ばす隙を作った。これらの活躍により、特級戦功を挙げている。
なお、風刃は「一人に専有させるよりも、状況に合わせて使い手を変えるべきだ」と進言した上で本部へ返却しているため、S級にはなっていない。
ガロプラ襲撃時では、狙撃手の妨害をしていたコスケロを捕捉。米屋と共に戦闘に臨み、最終的には迅の風刃による遠隔斬撃を命中させるための囮となった。
戦闘能力
弧月と拳銃型トリガー(弾はアステロイドとバイパー)を使い分ける万能手。
被弾箇所に重石を付着させる鉛弾というオプショントリガーを好んでいるため、遊真からは「重くなる弾の人」と呼ばれている。
この鉛弾はシールドやトリオン弾を通り抜けるというアドバンテージを持っているが、普通の弾より射程も弾速も落ちる事から、「攻撃手の間合いで渡り合う身のこなし」と「動きながら当てる射撃の腕」が必要な上級者向けトリガーであるため、それを使いこなしている彼は相当な腕を持っていることが伺える。
相手が回避ではなく防御するタイミングを見計らった上で鉛弾を撃ち込むなど、能力は高い。
ハイレイン戦ではシールドを分割して「卵の冠」に対処したり、「窓の影」での弾丸転送に先んじてバイパーで迎撃する活躍を見せている。
パラメーター
| トリオン | 攻撃 | 防御・援護 | 機動 | 技術 | 射程 | 指揮 | 特殊戦術 | トータル |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 6 | 8 | 8 | 7 | 9 | 3 | 6 | 5 | 52 |
トリガーセット
| メイントリガー | サブトリガー |
|---|---|
| 弧月 | アステロイド:拳銃 |
| FREE TRIGGER | バイパー:拳銃 |
| シールド | シールド |
| バッグワーム | 鉛弾(改)※ |
※鉛弾は撃つ際に同時にメイン側のトリガーも使用できるよう改良されている。
関連イラスト
