概要
野乃はなは転校初日、遅刻して学校にやってきた輝木ほまれを一目見るなり、「背高い…脚長い…綺麗…」と目を奪われた。それからも彼女の凛々しさや時に見せる優しさに触れ、プリキュアとしてスカウトしたいと考えるようにまでなる。はなにとっては、同学年ながら自らの憧れる「イケてる大人のお姉さん」を体現したような存在といえたのだろう。
一方、ほまれの方はフィギュアスケートで挫折した過去のせいもあってなかなか心を開けない。はなに発した「あんたの方がイケてんじゃん」という台詞も、一見強者の余裕のように見えて、実は後ろ向きな姿勢を脱しえない自身と、元気に前向きに振る舞うはなとを引き比べての、素直な心情の発露であった。
はなとさあやとの関係とはこれまた別の意味で「お互いがお互いに憧れる」関係性になりつつあるといっていい。
第4話でミライクリスタルを目の前にしながらトラウマゆえにプリキュアへの覚醒に失敗し、あらためて挫折感にさいなまれるほまれに対して声援を送り続け、「また明日」と声をかけるはな。これからどのように関係性が深まっていくかが見どころである。