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境界の彼方の編集履歴

2018/04/03 14:30:33 版

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概要

著:鳥居なごむ、イラスト:鴨居知世、によるライトノベルKAエスマ文庫より3巻まで刊行。

第2回京都アニメーション大賞奨励賞受賞作。

異界士と呼ばれる異能者が、人に害を及ぼす妖夢と戦うダークファンタジー作品。

2012年に京アニのCMで本作のイメージアニメが制作・放送された。

2013年10月より京アニ制作・TBS製作委員会参加で、テレビアニメ版を放送。

2015年春には『境界の彼方-I'LL BE HERE-』の題名で、劇場版アニメが公開予定。3月に「過去篇」、4月に「未来篇」の順でロードショーとなる。

※アニメ版は、登場人物の大まかな設定以外は物語の本筋も登場人物の詳細も原作から大幅に改変されている。

あらすじ

ある日、半妖夢の高校生・神原秋人は、今にも校舎の屋上から飛び降りそうな下級生・栗山未来を見つける。彼女は妖夢を討伐する異界士の中でも曰く付きの、を操る一族の末裔だった。やがて二人は大地主である異界士一族・名瀬家を巻き込んだ事件に関わっていく。

用語

妖夢

人に害を成す怪物で、妖怪との関連は不明。ほとんどの人には見えず、人を傷つけたり憑依できる。形態や大きさ、性質は千差万別で、人間とかけ離れた姿がほとんどだが、人間同然の姿や言動をとる妖夢や、人間に協力的な者もいる。

異界士

人知れず妖夢討伐を生業とする者たち。多くが特殊能力を持った異能者で、様々な異能を駆使して妖夢と戦う。普段は別の職業や立場で生活しながら各地域での討伐活動を担当している。中には放浪する者も。

異界士協会

異界士たちを統括管理する役所のような組織。査問官がおり、問題や懸念事項があれば関連する異界士の元へ派遣され、調査に当たる。

妖夢石

妖夢を倒すと現れる核のような石。一見すると鉱物宝石のような形状で、何らかの価値は認められているようだが用途は不明。妖夢石担当の異界士が価値を鑑定して換金し、異界士はそれを収入に当てている。

境界の彼方-I'LL BE HERE-

過去編

ある妖夢の討伐のため、名瀬家の当主が呼び寄せた一人の異界士――呪われた血を引く少女・栗山未来。標的である神原秋人は「不死身の半妖」と呼ばれており、並の異界士では彼を殺せないという。挑みかかる未来だが、秋人はそんな彼女の世話さえ焼きはじめる。数々の戦いを潜り抜けながらも、次第に惹かれ合う二人。先輩を殺したくない――そう言う未来に提示されたのは、血の力を使って秋人の中の妖夢だけを消し去る方法。名瀬の策略で我を失い妖夢と化した秋人を追って、未来は再び孤独な戦いへと身を投じる。

――先輩と出会えて、本当によかった。

未来編

一度は妖夢に取り込まれたことで記憶を失った未来。衝撃を受けながらも、秋人は彼女が「普通の人間」として生きる幸せを願って距離を置く。しかし秋人の思いをよそに、未来は自身の過去と失われた記憶に向き合っていくことになる。

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