ストレイト・クーガーとは、『スクライド』のキャラクター。
概要
アルター能力:「ラディカル・グッドスピード」。
ホーリー隊員。元ネイティブアルターで、荒野側にいた頃はカズマとは兄弟のような間柄だった。
カズマの戦いの師匠でもある。「衝撃のファーストブリット」という技名は元々クーガーが使っていた物であり「シェルブリット」というアルター能力名もクーガーが付けた物である。この他に独自の技名として「瞬殺のファイナルブリット」というものも使用している。荒野側を離れる際に長年組んでいたカズマと一方的に別れており、彼からは再会時に恨み言を言われた。常に「速さ」を求めており、口調や行動、アルターにその信念が見てとれる。21歳。
ネイティブアルター時代は最強と呼ばれたアルター使いだったが、インナーの人々の生活への介入を控えると言うジグマールとの契約の下、ホーリーに入隊。
本土で精製を受けており、その際にほんの少しだが「向こう側」を垣間見ている。
最終話にてカズマと劉鳳の戦いを見届けた。
契約を経て自らの上司となった隊長のジグマールに対し、「一般社会でのアルター能力者の地位を確立する為に、違法行為を働くアルター能力者をアルター能力者の力で鎮圧・弾圧する」という方針に一定の理解を示しある程度の信用を置いている。ある時は水守の件で命令違反を犯し、ジグマールと対立しつつ、またある時はホーリー内の機密を漁る無常矜侍の部下を捕らえ、ジグマールに差し出すなど、己のルールを優先させながらも最後までジグマールの部下であり続けた。
ジグマールもまたクーガーを高く評価し、抜け目無いがゆえに頼もしい男として、いざという時の切り札として扱っている。
文化に並々ならぬ興味を示し、独自の文化論を胸に秘めている。文化の象徴といえる読書を好み、暇さえあれば何かを読んでいる。
時々に応じ書の内容に寓意が込められている事もある。
桐生水守に惚れ込み、度々、彼女を手助けする。ホーリー所属の役得で彼女へ重要な情報を提供したりもした。
彼女の前ではしばしば早口で自論を捲くし立て、大抵は呆れられ迷惑がられている。水守は劉鳳を好いていたが、本人は片思いだけで満足げでそれを文化の神髄とまで称した。
人の名前をよく間違えると称しているが、実際はカズマや水守と言ったクーガーにとっての大切な人物にのみにしか描写されていない。
速さを極めているだけに、風力・温度・湿度を一度に何の計測器も使わず全て確認できる。
最終回では死亡したような描写が描かれるが生死は不明。
アニメ版ではギャグ要員とも思える言動が目立つが、漫画版では打って変わってシリアスなキャラクターとして描かれている。
作中最強のアルター使いと称され、その能力はカズマと劉鳳を同時に相手取り圧倒するほど。
アルター能力:ラディカル・グッドスピード
通常、アルターは一人につき1種類しか発動させることが出来ないが、具現化系と融合装着型の二つのアルターを完全に使い分けることができる。劇中の描写内で他にやってみせたのは具現化系と融合装着型のセットで発現させるジグマールと覚醒後に融合装着型へと能力を進化させた劉鳳だけである。
車両強化
最も使用頻度が高く通常の移動手段にも使われる。
自らが運転する自動車などの車両を分解再構築し、高速移動が可能なスポーツカー状に変化させる。また、自身が搭乗しなくてもある程度の操作は可能である。
欠点はクーガーの運転が荒く搭乗者がおう吐してしまうこと、使用した車両はアルター解除後にバラバラになってしまうことである。
脚部限定
自らの脚部にブーツ状の装甲をまとった戦闘形態。
クーガー自身の移動スピードやキック力を大幅に強化する。戦闘を方法は足技のみだが、カズマと劉邦を2人同時に相手をし互角以上に戦うことができる。
フォトンブリッツ
全身に装甲をまとった最終戦闘形態。
詳しくはリンク参照フォトンブリッツ
クーガー名言
「この世の理は即ち速さだと思いませんか物事を早く成し遂げればその分時間を有効に使えます遅い事なら誰にでも出来る20年かければ馬鹿でも傑作小説が書ける有能なのは月刊漫画家より週間漫画家週刊よりも日刊ですつまり速さこそ有能なんだ文化の基本法則そして俺の持論です!」
「また2秒、世界を縮めたぁ・・・」
「愚問ですなァ隊長。俺は俺の味方です!」
「俺が遅い? 俺がスロウリィ!?」
etc...
ネタバレ
本編最終回ではその後の生死は不明だが『アフター』においては、ユウのアルターの師匠として登場。名前は伏せられているが、イラストの後ろ姿や速さにこだわる点からクーガーである事が分かる。
関連タグ
ソニック・ザ・ヘッジホッグ エストリル(速さを追求するキャラ繋がり)
また、その速さを追い求め速さを極めた姿は「最速」の代名詞として二次創作等の一部の界隈では同様に速さに拘ったり自慢するキャラと絡められる鉄板ネタ化している面があり、以下のようなクロスオーバーパロディネタも見られる