メロディソード
めろでぃそーど
概要
『HUGっと!プリキュア』第11話から登場する新アイテム。
キュアエール・キュアアンジュ・キュアエトワールの3人がそれぞれ保有するステッキ状の武器で、エールタクト、アンジュハープ、エトワールフルートと名称がつく。
戦闘時には3人のプリキュアそれぞれの音色を奏でて攻撃する。
各プリキュアごとに名称がつくアイテムは『フレッシュプリキュア!』のキュアスティック以来で、演奏して攻撃するアイテムでは『Go!プリンセスプリキュア』のスカーレットバイオリン以来となる。
初披露した回ではエールが新たに発現したミライクリスタルから生まれた。
しかし出現した当初は文字通り剣の状態で出現した為、視聴者を驚かせた。
この段階では単に「プリキュアの剣」と呼ばれており、メロディソードという名前ではない。
この時は暴走するオシマイダーの破壊行為によって町中が大パニックになっており、ジョージはミライクリスタルが剣を生み出したことを「民衆が望んだ形」だと意味深なことをつぶやいている。
そしてエールはその剣をもってオシマイダーと化したチャラリートを追い詰めた。しかし、止めの一撃を食らわせようとした所でチャラリートの恐怖に満ちた心を感じとったエールは「剣で彼を倒してはいけない」と直感し攻撃を取り止め、さらに彼の苦悩溢れる嘆きを聞いたエールは剣を捨て、後ろから抱きしめて彼を優しく慰めた。
プリキュアの剣が「何を躊躇する?手に取って敵を斬れ」と言わんばかりに近づいて来るが、エールは「自分がなりたいプリキュアは何か」を悟り、「必要なのは剣じゃないよ」という結論に行き着いた時、メロディソードはミライクリスタル・ローズと共に上記の形態に変化し、アンジュやエトワールの元にも、同じものが出現した。
文字通りの剣の形状は初期形態にすぎなかったわけで、「ついにプリキュアにも本格的な剣型武器が登場か?」と一瞬ミスリードする、いわば視聴者にとっての囮でしかなかったのである。
とはいえ、この剣は刀身が実体ではなく虹色のエネルギー状で、柄の部分はエールのモチーフであるハートと翼が使われている等、「玩具して実際に発売される場合に意識しなくてはならないポイント」をすべてクリアしており、単なる出オチではない非常に凝ったデザインとなっている。
因みに、剣が生まれた際ハリーは「プリキュアの剣や!」と知っているかのような反応を示していたが、メロディソードに変化することは知らなかったようで大変驚いていた。
またジョージはオシマイダーが現れる直前に「未来を守るために、剣は何も持たない少女を選んだ」と過去形で予言をしていた。しかし実際にはエールは剣の使い手となることを拒否したため、剣は剣としての属性を失ってしまった。そしてチャラリートを浄化した後にジョージが意味ありげに微笑んでいる。
これらの描写も相まって、エールが剣の使い手となることを受け入れたか拒否したかで未来が分岐しているのではと考察する視聴者もいるようだ。
関連タグ
ベリーソード:先輩プリキュアの「ソード」と名の付くアイテム。「ソード」でありながら斬撃用の武器ではないことも共通している。
ラブリーライジングソード:10周年記念の先輩プリキュアがラブプリブレスで繰り出した剣。ある意味先駆者。