Photoshopは、Adobe Systems社が開発したフォトレタッチソフト。
2010年9月現在最新バージョンはCS5（12）。
概要
本来は名前の通り写真加工が本分なのだが、pixivではこれで作品を制作する場合が非常に多い。
特に色調の補正効果が優れており、他のソフトで描画後仕上げ用として使用するケースも多い。
一般的にはいわゆる「重い」ソフトと思われがちだが、高解像度の画像（例えば360dpi・B5サイズ、等）を扱う際にもあまり重くならないため、そういった画像を扱う場合は圧倒的に「軽い」ソフトである。
特に解像度が高くなれば高くなるほどその傾向がある。
1990年～2000年代初頭まではデジタルイラスト製作の主流ソフトであったが、近年になってIllustStudioやSAI、OpenCanvasなどの安価でイラスト製作に特化したソフトが販売されているため、本来の使用用途である写真加工に使われる割合が多くなっていると思われる。
使い方
バージョン履歴
| 発売年 | バージョン | 備考 |
|---|---|---|
| 1990年 | 1.0 | |
| 1991年 | 2.0 | |
| 1993年 | 2.5 | |
| 1994年 | 3.0 | |
| 1996年 | 4.0 | |
| 1998年 | 5.0 | |
| 1999年 | 5.0 Limited Edition | |
| 1999年 | 5.5 | |
| 2000年 | 6.0 | |
| 2002年 | 7.0 | |
| 2003年 | CS(1) (8.0) | バージョンを「CS」に統合 |
| 2005年 | CS2 (9.0) | |
| 2007年 | CS3(10.0) | このバージョンから「Extended」を発売 |
| 2008年 | CS4(11.0) | |
| 2010年 | CS5(12.0) |
主な機能
スライス 範囲指定
| 名前 | 効果 |
|---|---|
| 通常 | |
| 背景（64bit版のみ） | |
| 消去（64bit版のみ） | |
| 比較（暗） | |
| 乗算 | |
| 焼き込みカラー | |
| 焼き込み（リニア） | |
| カラー比較（暗） | |
| 比較（明） | |
| スクリーン | |
| 覆い焼きカラー | |
| 覆い焼き（リニア）-加算 | |
| カラー比較（明） | |
| オーバーレイ | |
| ソフトライト | |
| ハードライト | |
| ビビッドライト | |
| リニアライト | |
| ピンライト | |
| ハードミックス | |
| 差の絶対値 | |
| 除外 | |
| 減算（64bit版のみ） | |
| 除算（64bit版のみ） | |
| 色相 | |
| 彩度 | |
| カラー | |
| 輝度 | |
| カラー比較（明）（64bit版のみ） | |
| カラー比較（暗）（64bit版のみ） |
描画
描画（パス）
効果
補正
使用ファイル形式
標準ファイル形式
読み込み可能ファイル形式
保存可能ファイル形式
JPEG PNG BMP GIF EPS PDF PICT TIFF RAW
購入の際の注意点
Photoshopに限らず、Adobe Systems社のソフトウェアはイラストや写真以外にもDTP、Web、動画業界のデファクトスタンダードである為、高機能で便利だが高価なのがネックとなっている.ただし、値段の安いアカデミック版が出ているため、学生のうちにアルバイトでお金を貯めて買うのがお勧め。
できればCreativeSuiteという他のアプリケーション（Illustrator、Dreamweaver、Flash、Fireworks等）とセットになっているものを購入すれば、単品で個別に購入するよりもずっと安価になる上、活動の幅が広がり自分の可能性を広げる事にもなる。
しかしバージョンアップの際は、CreativeSuiteとしてバージョンアップさせなければならず、Photoshop単品でバージョンアップは出来ないため、バージョンアップする際には定価で10万円近く支払わなければならない。よって、何が必要で何が必要でないかを良く考えて購入すること（Photoshop単体では4万程度）。
また、機能が限定された廉価版であるPhotoshop Elementsも販売されているため、印刷所への入稿を考えないのであれば、こちらを購入しても問題は無い。
関連タグ
ペイントツール（画像処理ソフト全般の一覧あり）
