近畿日本鉄道7020系
メイン画像の車両。
2006年(平成18年)のけいはんな線、生駒~学研奈良登美ヶ丘間の開通を控えて2004年に6両4編成、計24両が投入された。車体デザインは7000系そのものを踏襲しているが、シリーズ21の設計構想も取り入れられているため、車内レイアウトは若干異なる(座席はバケットシート、照明器具のカバーがないなど)。また、VVVFインバータ装置は三菱電機IGBT素子(MAP-154-75V131型)のものとなっている。主電動機出力は7000系では140kwだったものが、当形式では145kwに増強されている。WN継手による騒音は低速域では目立たない。
のちに7000系も当系列の車内仕様に合わせて更新工事が行われたが、座席形状や照明器具そのものは従来どおりである。
泉北高速鉄道7020系
2007年に7000系をベースとした新仕様で登場。7000系との違いは、前面貫通扉はプラグドア方式を廃止し、貫通幌むき出しとなっているほか、前照灯が車体上部に移動し、前面ガラスに埋め込まれていることである。VVVFインバータ装置は日立製作所の2レベルIGBT素子のものを使用している。
余談
当形式の7521編成は2015年に和泉中央駅開業20周年記念イベントの一環として記念ラッピングが施された。ラッピングの内容は泉北高速鉄道公式オリジナルキャラクター「せんぼくん」と鉄道むすめよりリリースの「和泉こうみ」の装飾である。好評であったことから2016年3月15日に一部をリニューアルして、引き続き運行された。2017年2月からは「つなげて!全国鉄道むすめ巡り」の開催に伴い一部仕様変更が行われ、引き続き1年間運行されている。