もっと大量の人間を傷つけよう・・・君をもっと奮闘させる様にね
兄さんはいつでも救い出せそうだからね
概要
地獄の鬼三兄弟の次兄。漫画本編以外ではOVA第3話のみ登場。
兄である覇鬼は二本角の赤鬼だが、弟の絶鬼は複数の角を持った青鬼である。ぬ~べ~に封印された兄、覇鬼を解放するために、八大地獄の一つ6番目の焦熱地獄から3年もの時をかけて這い上がってきたという。
人間態は葉月いずなや細川美樹が見惚れてしまうほどの絶世の美男子だが、その本性は凶悪にして凶暴で、いずなの前に現れた時も終始笑顔で彼女に瀕死の重傷を負わせ、現場に居合わせた少年(OVAでは鬼を侮辱したとして鬼の手の工作をつくった栗田まこと)を殺害しようとするほど残忍で冷酷な性格をしている。その霊力もぬ~べ~の霊力のおよそ500倍(玉藻京介の鑑定結果)という桁違いの戦闘力を持ち、玉藻とゆきめが加わっても、全く歯が立たなかったほどの強さを示した。
原作の漫画では、50%も力を発揮していなかったのが災いして、御鬼輪によって力を封じられて一方的に攻撃された上に凍りづけにされた状態で鬼門に落とされたことに激怒し、力を完全に解放して御鬼輪を破壊し、鬼としての正体を現した。
完全に激怒した絶鬼はぬ~べ~を殺害して覇鬼を復活させようとし、邪魔をしてきたぬ~べ~の仲間達を半殺しにする。しかしその行為はぬ~べ~の怒りを買う結果になり、怒りに任せて覇鬼を解放しその肉体を精神力で支配したぬ~べ~の渾身の一撃によって、肉体を八つ裂きにされた状態で、再び地獄(今度は無間地獄)へ追い返されてしまった。この時絶鬼は鬼の力さえ超える人間の他者を思いやる力(絆の力)に恐怖し泣きながら地獄へと落ちていった。
またOVAでは、ぬ~べ~が覇鬼を封印できる秘密が彼の恩師である美奈子先生だと知り、美奈子先生の力を弱めれば覇鬼を助けられると考え、美奈子先生の力を弱めたことで解放された覇鬼と再会を果たすが、原作同様ぬ~べ~の仲間達を半殺しにしたのが原因でぬ~べ~が覇鬼を支配し、倒された絶鬼はドロドロに溶解するように地獄に落ちていくが僅かに意識を保っていた覇鬼は弟の絶鬼を救おうとし、絶鬼は力の象徴であるバラを覇鬼に渡し、助けられなかった事を詫びて地獄へと落ちた。
ただし死亡はしていないようで、鬼の生命力の高さは並外れている事が分かる。またお調子者という点では性格はさほど兄の覇鬼と変わっていない。
ドラマ版にも8,9話に登場。8話の人食いモナリザ関連の一連の事件を起こした張本人。
9話で転校生として童守高校に潜入、人間と妖怪の狭間で悩んでいた玉藻に甘言をささやき共謀して律子先生や生徒達を殺害しようとし、ぬ~べ~を霊力で圧倒するも、改心した玉藻の結界術「破軍」によって天狗塚にぬ~べ~と共に送られる。
そこで本性を現し鬼としての真の姿を見せるが、ぬ~べ~と無限界時空の念仏により鬼門を開かれ封印される。
その際時空を道連れにしようとしたが、ぬ~べ~の決死の救出によりその目論見は消え去った。
また、原作では鬼三兄弟の中で唯一人間のことを理解しようとする心を持ち合わせていなかったが、OVAではぬ~べ~に敗れた際、人間の愛の力の暖かさを感じ取っていた。
正体
上記二点のイラストが絶鬼の正体である。複数の角と肘の剣状の爪以外(体の模様など)は覇鬼と酷似している。武器は人間を十人吹き飛ばす威力を持った妖力波(手から打ち出す破壊光弾、口から吐き出す破壊光線)と全身そのもの(絶鬼曰く鬼の手の真の力を発揮できる)である。
また飛行能力もあり原作の漫画では人間態時にしか空を飛ばなかったが、OVAでは鬼の姿の時にも空を飛ぶ能力を見せた。
ぬーべーNEO
地獄人が現世に降臨させようとしている鬼天帝の正体として、早くから絶鬼に酷似した鬼がシルエットとして掲示されていた。
その後、ついに地獄人の手によって現世への復活を遂げ、正体が絶鬼そのものであることが明らかになった。
……が、実際は彼は鬼天帝ではなく、覇鬼と眠鬼に救われたことで復活を果たしたのち、本物の鬼天帝を食い止めるべく、三兄弟で地獄で戦いを繰り広げていた。しかし、地獄での戦いで眠鬼を庇って重傷を負ったため戦線離脱し、鬼天帝復活を目論む者たちを叩けという兄の忠言に従って再び地上へやってきた。
ぬ~べ~に倒された恨みは未だ捨て去っていないものの、地獄人の討伐を優先し不本意ながらも率先して地獄人に戦いを仕掛ける。地獄人を退けたのち倒れてしまい、鵺野たちの保護を受けることとなった。
関連イラスト
関連タグ
クリア・ノート:原作版『金色のガッシュ!!』で登場するラスボス。絶鬼同様、外見こそは絶世の美男子だが、その本性は極めて冷酷かつ残忍な魔物。因みに絶鬼の中の人は彼である。