概要
元々はアルバート・ウェスカーが開発したウイルスであり、致死性の猛毒を持つが耐えると超人になれる(所謂リスクのすごく大きいドーピング)成分を持った花を材料にアンブレラが生み出したもの・・・がTウイルスである。
ウロボロスウイルスはそれを研究開発を進め「生物学的に有能な遺伝子を持つ生物」を取捨選択する「最後の審判」の役割を持つウイルスである。
ウイルスに「有能」と判断された遺伝子を持つ生物は超人的肉体を得るが、そうでない者は拒絶反応を起こして暴走、有機物なら何でも喰らう触手状のウイルス膿胞をびっしりと隙間なく無数に身に纏った化け物と化す(人間の形骸だけはなんとか保つ)。
その性質上、触れるだけで文字通り「喰われる」危険極まりない存在である。
人間としての自我は消滅し、本能的に生物を喰らおうとするまさにゾンビに等しいものとなる。
しかもこいつ、物理攻撃全く効かない(例外はあるが)。
また、制御の役割なのか独立したものなのかは不明だが随所にオレンジ色のコアを形成し、それが破壊されるとその部位から欠損する(すぐ再生するが)。
弱点はウイルスそのものもウロボロス化した化け物も高温に弱いこと。
デザインに関しては「タタリ神」の一言で説明がつく。
関連クリーチャー
バイオハザード5
ウロボロス
ウイルスを投与され、拒絶反応により暴走・変異したキジュジュ自治区の現地住民。
劇中では洗脳ジルの手によりBSAAの足止めのために解き放たれ、デチャント率いるアルファチームを壊滅させるものの、クリス&シェバの手により倒された。
ウロボロス・ウイルスによって生み出される最も基本的なクリーチャーだが、その耐久力は凄まじく、弱点の高熱とコア以外への攻撃はほとんど有効打にならない。
人一人をボスクラスの強大なクリーチャーに変えてしまうウイルスの強力さを物語っている。
ウロボロス・ムコノ
上述のウロボロス同様拒絶反応によって変異した個体だが、宿主となったのが強靭な肉体を有するタイラントタイプの実験体であったため、一回り以上巨大化、戦闘力も向上している。
「宿主の肉体が秀でていると変異後のクリーチャーも強大化する」という、ウロボロス・ウイルスの特徴の一つを体現している典型例。
ウイルスの適合実験のために投与され、当初は適合・安定したかのように見えたが、結局拒絶反応によりこのウロボロス・ムコノとなってしまった。
「ムコノ」とはスワヒリ語で「腕」を意味し、その名の通り腕が伸縮自在となっており、獲物を近付いて取り込もうとするだけだったウロボロスとは異なり、遠距離の相手にも攻撃できる。
ウロボロス・アヘリ
拒絶反応により変異したエクセラ・ギオネが、大量の人間の死体を取り込んだことで、異常かつ急激な成長・巨大化を遂げた姿。
「大量の養分と複数の遺伝子を得ることで、更に巨大化・強大化していく」という、ウロボロス・ウイルスの特徴の一つを体現している典型例。
その大きさは出現した大型タンカーのメインデッキを覆い、船内各所に触手を張り巡らせてしまうほどで、巨体に見合う圧倒的な耐久力と攻撃力を獲得している。
基本的にウイルス膿胞は本体から切り離されると死滅するが、このアヘリのみはその巨体と規模からか、死滅せずに小型のウロボロスとして再生するほどの生命力を有している。
ウロボロス・ウェスカー
唯一の適合者であるアルバート・ウェスカーが、規定量を遥かに上回るウイルスを取り込んで暴走、上述の暴走体と同様のウイルス膿胞の触手を操る力を得て更に強大化した姿。
ただし、ウェスカーとしての自我は保たれており、暴走した肉体を完璧に制御してみせている。
詳細はリンク先を参照。
リーパー
事故により流出したウロボロス・ウイルスの影響を受け、小型節足動物が変異した姿。
異常発達した四本の鎌状の前足が最大の特徴で、同時に最大の武器でもある。
人間を一回りも凌ぐほどの巨体と化しており、二足歩行で移動、更には拒絶反応によって人間が変異したウロボロスのコアに相当すると思われる器官を備え、再生能力も極めて高い。
やはりコアが弱点ではあるものの、視界を歪ませる毒ガスを常に周囲に散布している。
意図して生み出されたクリーチャーではないものの、その誕生経緯と戦闘力の高さに興味を持ったウェスカーの命により研究対象とされ、一部はB.O.W.としても転用されている。
リベレーションズ2
アレックス・ウェスカーの手によって実用的に改良された派生クリーチャーが登場する。