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ドンキホーテ・ホーミングの編集履歴

2018-06-14 10:27:54 バージョン

ドンキホーテ・ホーミング

どんきほーてほーみんぐ

ドンキホーテ・ホーミングとは、少年漫画『ONEPIECE』の登場人物である。(メイン画像左の男性)

CV:村治学


概要

王下七武海の海賊ドンキホーテ・ドフラミンゴや元海軍中佐ドンキホーテ・ロシナンテの実父で元世界貴族(天竜人)である。

彼もその妻も一般的な天竜人と比べると極めて異端良心を持ち合わせた人物であり、自分たちは「人間」だと語り、天竜人としての暮らしを放棄して人間として暮らすことを選んだ。


来歴

33年前、人間的な暮らしを求めて天竜人の位を放棄し、家族を連れて世界政府非加盟国に住居を構えた。

しかし、現地の人々に自分達が天竜人だとばれてしまい(幼いドンキホーテ・ドフラミンゴが「奴隷はいないのか」「人々がひれ伏さない」と人前で怒っているシーンはあるがそれが原因かは明言されていない)、天竜人の横暴に憎悪を抱いていた移住先の住民から壮絶な差別暴行を受ける。

天竜人達に妻と息子達だけでも聖地マリージョアに返せないかと掛け合うも、自己都合で出て行った事から受け入れてもらえず、環境の悪化が原因で妻も病気で失い、その2年後、自分を地獄のような境遇に追い落としたことを恨んだ長男ドフラミンゴの手により射殺された挙句、死体から首を捥がれてしまった。


迫害を受けた際も、息子によって殺される間際も、恨み言ひとつ言わずただただ己のふがいなさを恥じ、息子達に謝りながら最期を迎えた。

彼の死はドンキホーテ・ロシナンテの心に大きな傷跡を残し、センゴクに拾われて成長したロシナンテは実の兄の暴挙を止めるために行動するようになる。


ロシナンテからは心優しい父と母として慕われており、その優しさはロシナンテに受け継がれた。


余談

世界貴族の特権を否定し、「天竜人はではなく同じ人間」と語るなど、一般的な天竜人と比べると極めて異端な良心を持ち合わせた人物である反面、詰めと思考の甘さが見受けらる面もあり、賛否の分かれる人物となっている。


ホーミング自身は自分達家族が「ただ普通の人間として静かな暮らしが出来ればそれで良い」と良くも悪くも欲がないことを思っており、例えこれから自分が奴隷を持たず暮らしていくつもりはあっても、それ以外の天竜人達が「奴隷を扱うこと」や「度の過ぎた非人道的行為を平然と行い、それが黙認される現状」を積極的に否定し改革していく意志は無かった。

その上、上述の「自分達が天竜人としての権利を放棄して普通の人間として生きていく」という実情を息子に対して説明していなかった事が迫害される間接的原因になっていることも、詰めの甘さに拍車をかけている。


「支持者・理解者を集める」「天竜人達の意識・体制改革の為に働きかける」「大同小異はあるがアラバスタネフェルタリ家のようにマリージョアの外で国家を作る(ネフェルタリ家は「マリージョアへ移住しなかった国家」なので事情はやや異なるが)」「(あくまで極論だが)革命軍に参加する」等の自分たちの基盤を作ることもないままに、更には天竜人が外でどう思われているかも考慮せず、それまでの地位を捨ててマリージョアを去っていった事は、浅はかな考えと行動であったと言えるだろう。

更にアニメ版では正体が人々に露見する理由が変更され、移住先の住人の前で堂々と自分の素性を素直に喋る場面が追加されており、当然その行動で自分達が天竜人である事がバレてしまったのは言うまでもない。


とはいえ、迫害を受けた時も「子供達は勘弁してくれ。私だけを殺してくれ」と訴えたり、天竜人達に(自分ではなく)自分以外の家族の保護を求めたり、死ぬ間際も恨み言ひとつ言わず、自分のふがいなさを恥じ、息子達に詫びるなど、例え一般的な常識を持ち合わせていなかったとしても、親として、いち個人としての良心に間違いはない。


それまでずっと天竜人であり続けた故に、天竜人のあり方に疑問を持てず、変えるべきという志・野心もなかった彼の総評は、良く言えば「常識の欠けた個人の良心だけが先走りして引き起こしてしまった悲劇」悪く言えば「後先を考えず行動し家族全員を不幸に巻き込んだ考え方が甘すぎるお人好し」と言えるだろう。


関連項目

ONEPIECE 世界貴族(天竜人) ドンキホーテ・ドフラミンゴ ドンキホーテ・ロシナンテ ドンキホーテ兄弟 ホーミングの妻

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