「あーっないッ、○○がない!!」
「父さん大変だ、○○○○がなくなった!!」
「鬼太郎よ、お前もか」(ねずみ男)
解説
鬼太郎の青春時代を描いた非常にブラックでカオスな事で有名な作品『続ゲゲゲの鬼太郎』に登場する。『その後のゲゲゲの鬼太郎』とは別編なので注意を (鬼太郎の子作りが描かれる点で共通している)。
『続』の劇中、鬼太郎は妖怪に理解のある民生委員万助老人に「妖怪も人間の中で暮す時代」と助言され、幽霊族としての素性を隠し彼の世話の元人間社会で生活を始めた。
この時、名乗った名前が田中ゲタ吉。田中姓の由来は不明だが、目玉おやじの中の人が故田の中氏であり、全く名前につながりが無いわけではない。
少年期に比べると頭身が上がっており、服装もチャンチャンコ模様のシャツに長ズボンと言ういでたちに変わっている。
そしてゲタ吉という偽名でありながらゲタは履いていない。ただし「相撲の巻」で浴衣を着た際にはゲタ履きであった。
墓の下高校と言う学校に通っており、ユリ子という名の人間の恋人が存在するが狩首マラ男に寝取られ、ねずみ男が彼女の生皮からダッチワイフを作り目玉おやじがそれを楽しんだ。
また劇中では収入を得る為に新聞配達などのアルバイトも行う。
当初は貧乏劇画家の家の2階に下宿していたが、劇画家に迷惑をかけた為に追い出され、7年ぶりに再会したねずみ男と共に町外れの幽霊屋敷に住処を変える。
郷ひろみに嫉妬したこともある。
ねずみ男が「女房」として連れてきた裸の美女を見て出会い頭に「ゴチソウ」と心の声を漏らし、「タダ」でデキると知って更に興奮している。
鬼太郎とねずみ男が仲良くもげたり、学校での部活動(「女体研究部」)に励んだり、ゲイバーに通ったり、暴力団に身売りされたり、おやじが女体「内」でウハウハしたのは有名。猫娘もヒゲを生やす、高慢ちきになる、ねずみ男との殺し合いの末に殺された、そのあと本人または全くの別人の猫娘が登場した、などと忙しい(昔の本編でも、鬼太郎ファミリーはねずみ男のせいでほとんど全員死亡したが、その後に何事もなく復活しているなどあったが)。
「続ゲゲゲ」では、思春期の青年らしく異性に対して好奇心旺盛になった鬼太郎が、金と欲の大人の世界で活躍する様子が描かれている。
後に原作者の水木しげるは「鬼太郎にセックスを持ち込んだのは失敗だった」と述懐している。その為か、続編にあたる「新ゲゲゲの鬼太郎スポーツ狂時代」ではアダルト色からの脱却のための軌道修正が図られている(偶然から相撲界に入門する、さらには野球界で活躍するようになる、など)。
が、結局はとんでもないセクハラ相撲であったが。
だが、しかし!
これこそ御大の本領発揮と喜ぶファンも存在する名作or迷作or怪作である。
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外部リンク
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鬼太郎シリーズのカップリング一覧…参考になるだろう。