概要
2018年1月16日に製作が発表された、ルパン三世のTVアニメ第5シリーズ。2018年1月19日の放送のカリオストロの城では本編映像が初披露された。
監督は矢野雄一郎、音楽は大野雄二。
2018年4月から日テレプラスおよび日本テレビ系列のごく一部にて順次放送開始(日本テレビでは2018年4月3日深夜)。
ルパン三世のジャケットの色は前期のルパン三世(イタリア版)同様の青基調ではあるが、やや明るい色合いに変更となり、ネクタイの色は濃いめのピンクになった。SNSや最新機器を駆使する「現代のルパン」が描かれている。劇中でも初代たる祖父を彷彿とさせるモノクル(型のデバイス)を着ける事があり、今作のルパンのイメージとして挙げられている。
ルパンの祖国であるフランスが主な舞台となっているが、今までのシリーズ同様世界全土を飛び回る事も多い。
一本のメインテーマを幾つかに分断し、その間に一話完結の小話を挟むスタイルを取っているが、今作では「EPISODE~」とより明確な章仕立てとなっているのが特徴。
小話のほうも、箸休めとして本編とは作風や時系列が全く異なる話になる事があり、ギャグテイスト満載でジャケットの色もピンクとなった「昭和のルパン」や、女にだらしなくジャケットの色も赤である「平成初期のルパン」などが描かれている。
登場キャラクター
アルセーヌ・ルパンの家系に生を受け、世界中をまたにかける大怪盗。どんなターゲットも奇想天外なアイデアと大胆不敵なテクニックで手に入れる。
早撃ち0.3秒の天才ガンマン。その卓越した銃さばきはルパンも一目置く。窮地に陥っても常に冷静に状況を把握して、難局を打破する男。酒と煙草をこよなく愛するロマンチスト。
約400年前に大怪盗を輩出した石川家の末裔。斬鉄剣を自在に操る居合の達人であり、剣の道を極めるためにひたすら修行の道を歩む誇り高き剣豪。今作では自らを棚に上げて、ガソリン車を愛用するルパンを「時代遅れ」と言い切っている。
様々な顔を持つ謎の美女。類まれなる美貌と抜群のプロポーションを持ちながら、ルパンさえも手玉にとる天才的頭脳をあわせ持つ。行動原理は単純で、己の欲望に従っているだけ。
今作では金次第で一味に協力はするものの、ルパンとは「終わった相手」「昔の男」と距離をおいている。
ICPO(インターポール)のルパン三世専属捜査官であり、江戸時代の有名な岡っ引きの子孫。ルパン逮捕に執念を燃やし、ルパンの事なら誰よりも熟知している。
今作では今まで以上に切れ者である面が強調されており、後輩の八咫烏を部下として従えている。
前TVシリーズのゲストヒロイン。今作に登場するのかは不明だが、1話で表示されたデータベースには、上記の4人に次いでルパンと関係が深い人物と表示されている。
新規登場キャラクター
声:水瀬いのり
エピソード1(1~5話)におけるメインキャラ。天才的なプログラミングとハッキングの技術を持つ少女。ある気まぐれからルパンと行動を共にする。理屈家で人付き合いが苦手。
声:島﨑信長
ICPOに所属する刑事であり銭形の部下。通称やた。正義に燃える若き熱血漢で、先輩である銭形を心から尊敬している。
声:津田健次郎
エピソード2(7~10話)におけるメインキャラ。ルパンの過去を知る謎の男にして、世界的な犯罪対策を担うフランスの司法警察中央局局長。冷静で合理的な性格の持ち主。
各話リスト
- 『地下塔(ツインタワー)の少女』
- 『ルパン・ゲーム』
- 『殺し屋は荒野に集う』
- 『銭形の誇りと砂漠の埃』
- 『悪党の覚悟』
- 『ルパン対天才金庫』
- 『その名はアルベール』
- 『黒い手帳は誰の手に』
- 『”ルパン”を棄てた男』
- 『泥棒と泥棒』
- 『パブロ・コレクションを走れ』
- 『十三代目石川五ェ門散在ス』
- 『弓と王女とテロリスト』
- 『王国の盗み方』