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CV:津田健次郎


概要編集

世界的な犯罪対策を担う、フランスの司法警察中央局局長を務める男。下記の理由からルパンファミリー以外でルパンの過去を知る稀有な人物。

本編1話から登場しているが、ここでは「ルパン・ゲーム」の開催を知り、ルパンが敵に回す人々の数を概算しながら動向をうかがうに留まる。

part5放映前には二つのキービジュアルがあり一枚はルパンと並んでいるイラストともう一枚は一見アルベールが居ないイラストに見えるがルパンの着けているモノクルの中にその顔が映っているという意味ありげなイラストがあり、その存在感は異彩を放っていた。


本格的に登場するのは第7話からであり、エピソード2のキーキャラクター。

フランスに関わる「カルネ・ノワール」(黒革の手帳)と呼ばれた代物を巡って、ルパンや第三勢力と熾烈な争奪戦を繰り広げる。


エピソード3でも、国内のとある女子校で発生したテロ事件の事情聴取のシーンで登場するが、テロを含む一連の騒動の原因がフランス国外にあるため、本筋には関わってこない。

ラストとなるエピソード4では、自らの野望のため、顔認証システムを含んだ巨大SNS「ヒトログ」でルパンの行動を完全に予測し、ルパンを用いて完全性を実証しようとする巨大IT企業を影から揺さぶり、社長であるエンゾの右腕だったリン・ポーを協力者として引き入れる。


続くTVシリーズのPART6にも第1クールに登場。

国営スパイ兼ある宝を狙ってロンドンに潜入し、シャーロック・ホームズMI6によって窮地に陥った所を、同じものを狙っていたルパンに下記のよしみで助けられる。

その後改めて共闘を依頼するが、頼み方が気に食わないとしてバッサリ断られた。


人物編集

容姿はショートボブ風の髪型に緑のスーツに六角形のレンズの眼鏡を着用している。ただしこれは仮の姿だと言え、潜入時は眼鏡を外したりしていて、声帯模写を得意とする。

その素性についてははっきりと明言されていないが、元々はルパンの同業者たる凄腕の泥棒であり、当時は今よりもワイルドな風貌だった。


そして彼から「”ルパン”を棄てた男」と称されている事から、かのアルセーヌ・ルパンの血をひく「ルパン一族」の出身であり、ルパン三世とは実の親戚(従兄弟?)関係にあることを匂わせている(そのためか、お互いに対する態度も節々で身内的な気安さを感じさせる)。


現在のファミリーネームである「ダンドレジー」もアルセーヌ・ルパンの母「アンリエット」の姓であり、過去にアルセーヌ自身が名乗った別名「ラウール・ダンドレジー」に由来すると思われる。

アルベールすてき

かつては若かりしルパンと『三世』の名を掛けて泥棒技術を競い合うライバル関係にあり、大きなヤマの際には協力することもあった。

しかしある時、アルベールは「チンケな盗みは飽きた」と言い出し、若かりしルパンに『三世』の名を譲って彼の前から去り、真逆の存在である警察官に転身したのである。

しかしそうして地位を積み重ねていったその真意は「もっとデカイ物を盗む」事にあり、再会したルパンからは「(俺と同じく)骨の髄まで泥棒だな♪」と評されている。


彼は原作者であるモンキー・パンチの「これからも生き続けるような、長くルパンたちに関わってくるキャラクターを」という願いから生まれており、若干ながらPart6に再登場しており今後の活躍に期待したい。


性格・能力編集

センシティブな作品

冷静かつ合理的な性格の持ち主で、「危ない橋を渡る」といったことはしない傾向にある。

自分自身で実行可能なことでもリスクがあればそれを避ける選択をする。

とある美術品マニアの宝物庫にあるものを奪い取る際には、帰国していたルパンを利用し、別人として盗みの依頼を行うことで自分の手を汚さないように行動した。


泥棒技術もルパンと比べるとアルベールのほうが2枚ほど上手。ルパンと同等またはそれ以上の変装技術や変声技術も持ち、裏社会のプロであろうと見破ることは非常に困難。特に変声は女性のものでもしっかり騙せるほど。

過去には「ルパンの盗みのターゲットを先取りしてその偽物をルパンに掴ませる」といった享楽ともいえるテクニックを見せつけて彼を心底悔しがらせた(さらに先達の指摘がなければ、偽物を一部本物だと欺かれたままであった)。

現在になって再戦した際も、(ルパンがムキになっていたこともあり)彼の仕込みを全て見抜いて守りや反撃をことごとく空振りさせる形で勝利を収めている。


その一方で泥棒としての生き方を最優先し、どんな困難や危険にも尻ごみすることなく向かっていけるルパンの心構え…自分の命でさえチップにするスリルを追い求める姿勢は自身には足りていないものだと思っており、昔から"技量"と"度胸"でお互いにある種のコンプレックスを抱いていた。

だが、狙った獲物は最後まで絶対に逃がさないという点ではルパンと共通し、身動きが取れず時間の限られた状況に置かれた際には自身の封じた「泥棒根性」を見せる。


とはいえやはり鉄火場では現役のルパンに一歩後れを取るシーンが多く、Part5のラストではルパンの策にまんまと利用された挙句バネ付きライターで煽られる、Part6では先述の通りあわやイギリスに捕まってしまいそうになる…など、感覚の方は若干さび付いている模様。


愛用拳銃はルガーP08

泥棒時代から使用していたと思われる銃で、ルパンの愛用するワルサーP38はルガーP08の後継品であり、二人が血筋の観点で似たもの同士であることを髣髴とさせる。

その腕前もルパンに劣らず、狙った場所を正確に打ち抜き敵を倒すシーンも多い。


余談編集

ちなみに恋愛に対してはハッキリとした同性愛者で、ルパンの発言によると少なくとも彼には昔から知られていた模様。

一人の人間とじっくり関係を育むタイプで、恋人と同棲している事を職場でも公にしており、ルパンを含め他の男に手を出す事はしない。

筋金入りの女好きかつ多くの女性を転々としているルパンとは対照的である。


また、ルパンZEROにて一世の元にいた幼少期の彼と思われる少年が登場している。CV:小林ゆう

当時中学生相応の容姿だったルパンと比べると確実に年下であり、ルパンも「坊や」と呼んでいた。

ルパンが二世から連れ出された後から一世に仕えており、既に一世の盗術を全てコンプリートしたとルパンに豪語するが、推理に見せ掛けて特定の人物を炙り出す度胸、一世の仕掛けた罠に自分は気付けなかったなど、彼に匹敵こそすれど甘い部分も見られた。


関連タグ編集

ルパン三世(キャラクター) ルパン三世PART5 ルパン三世PART6 ライバル


リン・ポー:PART5の登場人物。アルベールは彼とエンゾが開発したヒトログの有用性に興味を持ち世間的には死んだものとすることでリンの身柄と才能を確保した。


シグルド(Fate)中の人繋がりで、同じく六角形のレンズフレームの眼鏡をつけている。同時期登場なのも少し話題になった。

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