概要
ヤムチャが野盗だった頃から使用している擬獣拳の一種で、「繰気弾」と並ぶ彼オリジナルの必殺技の一つ。
腰を落とした低姿勢から高速で間合いを詰め、狼の牙に見立てた拳を高速で何度も繰り出す乱舞技で、一秒間に5発の打撃を放つことが可能だという。第22回天下一武道会の天津飯戦では、倍の10発を繰り出せる「新狼牙風風拳」という改良版も編み出した。その名の通り狼の動きをモデルとしており、技の演出として獰猛な狼の姿や遠吠えが挿入される。
第23回天下一武道会で対戦したシェン(神様)からもそのスピードを感心されたが、速さに集中し過ぎるせいで足元が隙だらけになるという弱点を指摘されている。
アニメ版「ドラゴンボール」では、様々な場面で狼牙風風拳を披露しており(初期はバンクばがよく使われていた)、大猿化した悟空に壊されたピラフ城の瓦礫(岩壁の破片?)にこの技を使い、普段使っている青竜刀にそっくりの模造刀を作り出し、大猿化した悟空の尻尾を切ろうとした(ちなみに刀は折れた)。
『オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』ではゴテンクスが悪の宇宙人アボとカドに対して友人たちの技を真似して披露しており「ヤムチャさんの技」としてこの技を使用している。
ちなみに、狼牙風風拳を実際にやろうとすると、確実にエグい事になるので、やらないように。
原作では、回が進むごとに背景の狼や技の詠唱が省略されるようになり、PS2ソフトの「ドラゴンボールZ3」では本人自ら「狼牙吹吹拳」と言い間違い、クリリンに言い間違いを指摘されていた(ヤムチャ曰く「最近出番が少なかったから、技の名前を忘れていた」とのこと)。
だが、「ドラゴンボール超」では狼、詠唱の復活を果たす。やったぜ。