CV:池澤春菜
概要
アニメ9話においての凱旋門賞で出場するウマ娘で、走るまではいわゆるモブの競走馬ポジションと思われていた。これに関する理由は後述。
しかし、蓋を開けてみるとエルコンドルパサーをも抜き、圧倒的な1着となった。
その後、彼女は日本に来日しジャパンカップへのエントリーを発表。「日本総大将」スペシャルウィークとの死闘を繰り広げる事となる。
ヨーロッパ最強とも言われるウマ娘であり、来日時にはスター的な扱いを受けている。解説の細江氏曰く、てん良し、中良し、仕舞い良しの「完璧なウマ娘」である。
第12話で行われたジャパンカップで遂に激突するも、迷いを吹っ切ったスペシャルウィークの気迫に終始押され、終わってみれば一度もスペシャルウィークの前に出ることなく敗北した。元ネタであるモンジューが4着であったためかあえて彼女の着順はぼかされ、あくまで「ギリギリの差し合いに負けた」という演出がされている。
競走馬モンジュー
1996年4月4日生まれ、アイルランド出身。
フランスで調教された馬で、同じアイルランド出身のマイケル・キネーン騎手を鞍上に迎え、1999年10月3日の第78回凱旋門賞に出場し優勝。この勢いで第19回ジャパンカップに乗り込むも、スペシャルウィーク(鞍上、武豊)に敗れている。
通算成績15戦11勝、うちG1制覇6回。
2001年種牡馬入り。初年度産駒のハリケーンランが凱旋門賞父子2代制覇を達成、孫世代でもワーザーが2015/2016シーズン香港年度代表馬に選出される等、優秀。2012年3月29日朝に敗血症による合併症で、16歳でこの世を去った。
余談
本来であれば、モンジューが担当するべきだった役目を引き継いだウマ娘である。海外の競走馬に関しては名称に関して許諾が取れなかった為に、モンジューの名前の由来であるモンジュー城(château de montjeu)のあるブロワイエ地区から名前が取られたと思われる。
一方、フランス語の「broyer」には「砕く・すり潰す」という意味があり、エルコンドルパサーの夢を直前で打ち砕いた存在という二重の意味になっている。
ブロワイエはフランス語である。作中の彼女もフランス語で話す。
中の人について
演じる池澤春菜は2003年にNHK「フランス語会話」に出演していた。
また、かつては爆走兄弟の弟を演じていたが、こちらもジャンルは違うが競走ものである。(しかも名前に「馬」が入っている。)
関連タグ
モンジュー:元ネタ。